次世代の育成として、国際バカロレア(IB)教育を導入する学校が増えてきました。
IB教育とはいったいどんなものなのでしょうか?
実際に導入している聖ヨゼフ学園小学校を取材しました。
掲載されている、ビタミンママ本Vol.98「わが子の将来を左右する幼児期の過ごし方」の詳細は→コチラ▶︎
探究し続けるIB教育
問いをもち、調査し表現することを繰り返しながら身のまわりの世界を変える行動へ。
『unit6:この地球を共有すること』という課題に対して、学年ごとに掲げらえれたセントラルアイデアを理解・活用しながら探究します。学年ごとの取り組みを紹介します。
2年生
誠実に向き合うことは争いを解決に導く
争いの解決方法を考えるために、争いの要因になるものを探ります。世界で起きている紛争や過去の戦争の要因や、その解決方法、対策の違いについても学びました。道徳教材での学びを元に、自分なりに「誠実」とは何か、概念的に深めていきました。
3年生
MOTTAINAIは地球を救う第一歩である
「まだ使えるのに」「食べられるのに」捨てられたゴミがどこに行きどのように処理されているかを4年生の社会科の学習を踏まえて考えました。
4年生
編集によって情報の価値が変わる
編集によって人の印象はどのように変わるのか?写真や文字・広告を見て、それぞれの受ける印象や具体的な違いを考え、メリット・デメリットについて探究しました。
6年間の学びの集大成となる「エキシビション」
今回は1チーム1つの教室が割り当てられ、学校全体が会場となってとっても賑やかでした。先生がメンターとしてついてくださるのですが、テーマ決めから制作物作りまで、すべて自分たちで行うのでとても大変でした。私のグループのテーマは「癒し」で、お客様にリラックス感を味わってもらうためにはどんな空間にしたらいいのか、何度も何度も話し合いました。
そして、教室を「呼吸法、マッサージ、香り」の3つの部屋に仕切り、それぞれ体験してもらえるようにしました。 「リラックスできた」「香りでこんなにリラックスできるのを初めて知った」など、たくさん喜んでいただけて嬉しかったです。メンバーそれぞれのイメージが違ったり、気持ちがすれ違ったりすることもありましたが、そのたびに「私たち6人がリラックスしていないとお客様もリラックスできないね」って話し合ってやり抜くことができました。
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