町田市つくし野にある、つくし野天使幼稚園。カトリック精神に基づいて、子どもたち一人一人を大切に、愛と祈りのなかで見守りと育みを行っています。
園の特長のひとつである「モンテッソーリ教育」では、自主性や知的好奇心に加え、自己肯定感を高めることで人間力を育てていきます。そんな幼稚園で大切にしていることや保育内容など、園長先生にお話を伺いました。
▲縦割りでみんな仲良く活動します（つくし野天使幼稚園：町田市つくし野）
縦割り保育のなかで培われる
他者への思いやりと感謝の心
▲聖劇や歌でイエズス様の生誕をお祝い（つくし野天使幼稚園：町田市つくし野）
カトリック精神に基づいて、子どもたち一人一人を大切に、その子にとって今必要なことは何かを考え、愛と祈りのなかで見守りと育みを行っています。
クラスは満3歳から年長まで4学年の縦割りで活動します。つい最近まで涙を見せていた年少さんも、入園したばかりの満3歳児さんが泣いているのをみて「大丈夫だよ」と声をかける微笑ましいシーンも。朝の集いのお祈りによって育まれる思いやりの心や感謝の気持ちが、子どもたちに根付いていることを実感します。
▲子どもたちが大好きな「お仕事」の時間（つくし野天使幼稚園：町田市つくし野）
毎日の活動には「動」と「静」をバランスよく取り入れています。「動」の時間は園庭を元気に走り回ったり、複合遊具や一輪車で遊んだり。また、専任講師による週1回の体育指導でたくましい体の基礎を作ります。「静」の時間は、制作では創造の、読み聞かせでは想像の世界を楽しみます。さらに当園の特長のひとつでもあるモンテッソーリ教育では自主性や知的好奇心に加えて、「からだ」「こころ」「あたま」を使い五感を通して取り組むことで達成感や充実感を味わい、自己肯定感を高めます。
自分を受け入れられ尊重されることで、周りも大切にできる子に
▲手を合わせてマリア様に感謝の意を表します（つくし野天使幼稚園：町田市つくし野）
宗教の時間ではカトリック町田教会の神父様が分かりやすい言葉で「自分はかけがえのない大切な存在である」ということをお話ししてくださいます。もちろん、信者でないご家庭のお子さんも安心して通えます。
そんな毎日のなかで育みたいのは、心の根っこの部分です。「ありがとう」「ごめんなさい」のやりとりを通し、感謝する心、相手を受け入れる心で、互いを尊重し、自分も受け入れられ尊重されることで、自分を大切に、同じように周りも大切にできる子どもになります。こうした日々の取り組みの蓄積が芽となり、数年後に子どもたちの心の中で大きな花となるような心の根っこ＝心の土台づくりとなる教育を目指しています。
▲掲載の2024年入園向け「幼稚園ガイドブック」
