▲鈴木耳鼻咽喉科医院(川崎市麻生区)
地域の皆さんから大きな信頼を得ています。
1971年に開院した初代院長の父は常に患者さん本位で、急な様態の変化には深夜でも休日でも、時間を問わず対応していました。私は幼いころからその背中を見て育ったので、医療の道に進むことは必然だったと思います。
勤務医時代にはターミナルケアも経験しましたから、患者さんの意思を大切に、インフォームドコンセントを常に意識しています。さまざまな経験を積んだあと、父の作ったこのクリニックで地域医療を学び、2013年に2代目院長に就任しました。
診療の際は、患者さんや付き添いのご家族の方に病状を理解してもらうために、ファイバースコープや鼓膜鏡を使用して患部をモニターで確認しながらわかりやすく説明するよう心掛けています。
どのような患者さんが多いのでしょう。
▲待合室には畳のコーナーが。靴を脱いでゆったりできるスペースです。|鈴木耳鼻咽喉科医院(川崎市麻生区)
子どもの患者さんが多いですね。目立つのは、風邪が原因で起こる中耳炎や副鼻腔炎です。早期発見・治療が何より大切で、放っておくと慢性化して難聴や学習力の低下につながるおそれもあります。小さいお子さんの場合は、泣き止まない、話しかけても返事をしないなどのサインを見逃さないでほしいですね。また最近はアレルギー疾患の子どもも増えており、内服薬やスプレーなどのほか、舌下免疫療法も用いています。
大人で気になるのは、ストレスや過労がきっかけで起こることが多い「低音障害型感音難聴」で、耳が詰まったような感じがするなどの症状が現れたら要注意です。また、子育て世代の女性はめまいやメニエール病に悩む方も少なくありません。気になる症状は何でもご相談ください。
お話
鈴木耳鼻咽喉科医院 院長 鈴木 毅 先生
掲載記事がある 幼稚園号 ビタミンママ Vol.89 ご購入↑