▲さとう小児科クリニック(港北区日吉)
ワクチンの普及と
数種の同時摂取で
感染症の患者の減少が顕著に
大学病院に勤務していたときは新生児特定集中治療室(NICU)で、治療を必要とする生まれたばかりの赤ちゃんを診てきた、さとう小児科クリニックの院長、佐藤雅彦先生。体重が500gに満たない未熟児や、生まれつき重症な疾患を持つ患児たちが治療困難な状態から徐々に回復を見せ、親御さんの腕に抱かれて退院していく姿は喜びとやりがいを感じる瞬間だったそうです。「子供自身の生命力が病気を治すために大切なのだと実感しました」。その後も急性疾患や救急医療、アレルギー疾患などの治療に携わり、多くの経験を積んできました。「この数年、各種ワクチンの普及が進み、ロタウイルス感染症や細菌性肺炎、髄膜炎などの重症感染症が減っています」。さまざまなワクチンが公費負担で接種できるようになり、かつ複数の同時接種が推奨されるようになったことも、感染症の減少に拍車をかけているそうです。
▲心地いい日差しが降り注ぐキッズスペースには、おもちゃや絵本がたくさん。病院に来たことを忘れて遊ぶ子供も少なくありません(さとう小児科クリニック:港北区日吉)