我が子のモチベーションを上げる3つの方法
オンライン授業の導入が急速に進む中、当初は先生も保護者もアプリに慣れなかったり、環境設定がうまくいかなかったりと戸惑いもありましたが、次第にコツがつかめてきた、という声も聞こえるようになりました。
でも、やはりリアルの場とは違います。子どものモチベーションを上げるにはどうしたらいいのでしょうか。
■オンライン授業について、ママたちに聞いてみました。
オンライン授業を体験したママたちに意見を聞いたところ、さまざまな意見が聞かれました。
【賛成意見】
- オンラインでも授業が始まったことで、子どもが勉強するきっかけになった
- リアルタイム型と、オンデマンド型を併用してくれているので、復習もできて便利
リアルタイム型とオンデマンド型の違いはこちらを参考にしてください
- リアルタイム型は顔だけでなく手元まで映すよう指導があったので、子どもたちの集中力を把握してもらえる
- 家にいても先生やお友達とコミュニケーションができる
【困っている点】
- 家庭学習はモチベーションが上がらない
- 親が勉強を教えたり、促したりする機会が多くなり、負担が大きい
- 勉強しないことにイライラしてしまう
など、親の負担とともに、子どものモチベーションについて困っているママが多いようです。
■子どものモチベーションを上げる3つの方法
某大手学習塾のA先生から聞いた「モチベーションを上げる3つのコツ」をこっそり伝授します。
- 子どもと一緒に楽しもう
- 小さな「出来た」を褒めよう
- 当たり前になろう
1.子どもと一緒に楽しもう
子どもは楽しいことが大好き。勉強が楽しいと思える工夫が大切なんですね。私の次男の塾の授業は、先生からの一方的な講義だけではなく、子ども同士に答えまでの道筋について意見交換をさせたり、子どもたちが質問や問題を作ってクイズ形式で楽しめたりという工夫がなされていました。
なので、子どもたちはその先生の授業が大好きで、モチベーションだけではなく成績アップにもつながっていました。 さらに今、ママたちが家庭でやっているモチベーションアップの方法をリサーチ中です。第4回でお話する予定なのでお楽しみに!
2.小さな「出来た」を褒める
いま、人気急上昇中のお笑い芸人「ぺこぱ」をご存知ですか?M-1グランプリ2019ファイナリストで、否定しない芸人で知られています。ぺこぱの決まり文句「とも言い切れない」「それも必要だ」のように、常に否定しない考え方は、他人を享受する姿勢が伺えてちょっとホッとしますよね。
勉強でもそれは同じで、子どもの全てを認めて「否定せず褒めて育てる」が主流だそうです。
「先生にこの考えいいねってすごく褒められたんだ!」「お父さんに最近集中力が上がったねって言われた」など、子どもは褒められることで学習意欲が上がります。また、大きな目標を達成するには、小さな成功体験を積んで「出来た」を褒めることが重要。誉め上手なママになって、子どものモチベーションをアップさせましょう。
3.当たり前になろう
「とにかくやってみよう、少しずつでもまずトライしてみよう」。何も考えずに日々ルーティンワークをこなしているうちにそれが歯磨きのような習慣になり、「やらないと気持ち悪い」感覚になったらしめたもの!「月曜日は社会暗記の日、火曜日は算数演習の日・・・、などと決めてしまうのもいいですね」。
これが「当たり前」として実行できるようになる頃には、我が子がモチベーションの高い、コツコツタイプになっているはずです!
先生からのアドバイスは以上です。
2児の母として私が思うのは…学校や塾で勉強できない毎日は、家庭で思う存分に学べるチャンス!
大人数に対して行われる授業ではなく、目の前にいるお子さん1人1人オーダーメイド学習の時間が取れる最良の機会だと前向きに考えましょう。そしてどのような形であれ、我が子のためにサポートしている親の姿とその思いは、必ず子どもに伝わります。それが子どものモチベーションアップにつながるのです。
高2の長男ナツオと中1の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも、兄に追いつき追い越せで頑張り、無事合格をいただきました。個性が真逆の兄弟による2度の受験を伴走したママライターです。