メンバー
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Oさん
長男(高1)・長女(中2)・次男(小6)/3人とも私立小学校受験を経験。現在は3人とも幼稚園から大学院までを擁する有名私立学校に在籍。
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Tさん
長男(中3)/私立小学校受験、長女(小5)/私立幼稚園受験を経験。現在は2人とも幼稚園から高校までを擁する有名私立学校に在籍。
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Мさん
長女(小1)/私立小学校受験を経験。幼稚園から高校までを擁する有名私立小学校に在籍。
Q3.小学校受験の入試スケジュールや受験準備について教えてください。
(Oさん) 毎年、願書受付は9月から始まり、面接、考査は11月~12月初旬に集中して行われます。ほとんどの小学校は面接、考査の翌日、あるいは1週間後ぐらいまでに結果が出ます。
(Tさん)本格的な準備は私立小学校の入試日程から1年前、年中の秋ごろからだと思います。息子は年中の2月から受験に向けた幼児教室へ通い始めましたが、遅い方でした。幼児教室には、余裕を持って準備できるように年少さんからのクラスもあります。教室へ通う回数はご家庭によってさまざまです。うちはスイミング、体操、野球と他にも習い事をしていたので、ペースが崩れないよう、教室には週1回通い、夏休み、冬休みなど季節の講習は集中的に通うことにしました。本番直前になると対策講座などで教室に通う回数も多くなります。
Q4.受験のための幼児教室通いは必要ですか。
(Oさん) 長男は年中の春から受験を視野に幼児教室に通い始め、お教室で具体的な受験対策、親の心構えなどを知ることができました。でもお教室に通ってさえいればよいのではなく、大切なのは人への思いやりの心や礼儀、あいさつ、そして日常的なマナーなど普段から家庭でもきちんと教えることだと思います。細かなことだと例えばお箸の持ち方や道具の扱い方をしっかり教えたり、日本の伝統文化や行事、自然に触れるキャンプなどたくさんの体験をさせてあげることも大切です。親が意識を持ってしっかり教えてあげられれば、家庭でも対策はとれると思い、長女、次男はお教室には通わず、自宅学習で1歳ごろからペーパー問題をこつこつとやりました。下の2人の子供たちも長男と同じ小学校を目指していたのでやるべきことがわかったからできたのだと思います。
(Tさん) 志望校の試験が口頭重視か記述重視か、その小学校がどんな子供を求めているかなどの情報は家庭ではわからないですよね。筆記試験に対応するには20までの足し算、引き算、図形問題、物の名前、季節の花の名前を覚えるなどやるべき課題はたくさんありますから、家庭ですべてやるなら結構な気合いと努力は必要です。
(Oさん) 下の子2人も家庭ですごい量のペーパーをやりました。でも、ペーパー以上に大切なのが実体験です。季節の行事は家庭で子供と話しながら楽しみます。お月見はすすきを取りに行ってお団子を用意し、冬至は柚子湯に入り、お正月は門松を見せたり羽子板で遊んでおせちを食べたり、とても大切な学びの時間が持てたと思います。
(Mさん) 小学校によって試験内容が異なりますから、対策が違ってきます。わかりやすく言うと慶應義塾の附属小学校には慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部がありますが、記述重視か口頭重視かなど、それぞれ小学校によって試験の傾向が違うようです。全くお教室に通わずに受験するのは大変だと思います。
―親子で学び、楽しむことが大切ということですね。
(Oさん)そうです。テキストや図鑑にのっている行事を親子で体験し、一緒に楽しむことは受験のためだけでなく、子供の感受性や思考力を育てるためにも必要なことだと思います。また、日常生活の中でも子供と洗濯物を畳んだり、お料理を作ったりしました。
(Tさん)幼稚園年中くらいになると、母はスマホ、子供はユーチューブを見て、あまり会話もないという感じで子供を放っておくことも多いでしょう。小学校受験はそれをやってはいけなくて、親子で一緒に体験を積む大切さに気づかせてくれました。勉強も子供だけではできません。文章を母が読んで子供が解くという勉強のスタイルで母子のコミュニケーションの時間が多く取れました。
(Mさん)うちの場合は受験本番まで5か月と時間もなかったし、娘がやりたいと言って始めたことなのでとことん勉強しました。中途半端にやって悔しさを残さないように頑張ろうって。夏休みはお教室と自宅で朝、昼、夕方2〜3時間ずつ、トータル1日7〜8時間勉強です。お教室の帰りにたまに夕飯を外で食べて帰ってくることが親子で息抜きのようになっていました(笑)。頑張ること、そして息抜きすること、いろいろ一緒に体験できました。
Q5.母親が仕事を持っている家庭では小学校受験は難しいですか。
(Mさん) そんなことはないと思います。実際に私立小学校の保護者でもバリバリ第一線で働いているお母さんは少なくありません。土日にお教室へ通うコースもあります。最近は幼稚園の預かり保育も充実しており、園から直接幼児教室までの送迎サービスもあるようで、お教室に通いやすくなっていると思います。
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