【座談会2019】生徒主導の行事や「やりたい」から生まれたユニークな部活も

メンバー

坂本 正校長

  • Aさん

    長男が中3に在籍

  • Bさん

    長男が高2に在籍

  • Cさん

    長男が高3に在籍

ここが魅力③
生徒の「やりたい」を尊重した結果生まれたさまざまな部活

バスケットボール部。外からのシュート力アップを目標に練習に励んでいます(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)▲バスケットボール部。外からのシュート力アップを目標に練習に励んでいます(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)

Bさん
 いろんな部を見学して中学ではバスケ部に入りました。息子は体格が決していいほうではありませんが、弱音を吐くことなく続けました。思い出深いのは中3のときです。足柄カップという大会の帰りのバスで、先生に選ばれた子だけがいただけるその大会の記念Tシャツを、うちの息子がもらったんです。試合で活躍するような選手ではありませんでしたが、日ごろのがんばりを見ていてくださったのでしょう。本人はもちろん、私もすごく胸が熱くなって…。諦めずにやり遂げたこの経験は、この先も生きると思います。

Aさん
 うちもバスケ部だったのですが、長期休みには宿題をきちんとやっているか、顧問の先生がチェックするんです。もしできていなかったら練習に参加させてもらえないので勉強も手を抜かず、まさに文武両道です。

Bさん
 まったく経験がない中で剣道部に入り、高2で引退するまでに三段を取得しました。部活動では礼儀と上下関係がしっかり身に付いたと思います。先輩にしてもらったことを今度は自分が後輩にしてあげるなど、一歩ずつ大人への階段を上がっていることを実感し、うれしくなりました。

高橋校長
生徒の「やりたい」という気持ちを大切にしており、顧問さえつけば新しいサークルの立ち上げも認めています。クイズや切手、ダブルダッチなど、まずはサークルからはじまり、活動状況を生徒会が認めると同好会、クラブへと昇格します。マジック部もサークルからはじまり、今では部活として精力的に活動しています。

ここが魅力④
手取り足取りの授業ではなく生徒の「気づき」を大切にする

校内にはいたるところに自習スペースがあります(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)
▲校内にはいたるところに自習スペースがあります(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)

Aさん
英語、数学、古典など、毎日のように小テストを実施してくださるのですが、それがより理解を深めることにつながっているようです。点が取れなければ再テストもあって、手厚い指導をしてくれていると感じます。定期試験前には予備テストもあり、点が取れないときは補習も行ってくださいます。

Bさん
 小テストは本当に多いです。高2は毎日あるので、自然と勉強をする習慣が身に付きました。夏休みや冬休みの講習もすごく充実していて、科目は選択制なのですが、親としては全部とってほしいぐらいです。普段の授業に加えて課題もあり、さらに小テストを頻繁にあって、勉強を嫌いにさせず、だれさせず、上手にリードしてくれています。

Cさん
 生徒に求められると、先生は時間が許す限り講習を開いてくれて、本当に手厚さを感じます。息子はもともと勉強が好きではありませんでしたが、今となっては土曜日の講習も自ら進んで参加しています。

Aさん
 中2の1月にボキャブラリー選手権というのがあるんです。英単語のテストにクラス全員で挑み、その平均点をクラス対抗で競うというものです。この直前になると、できない子が休み時間に遊ぼうとするとテキストを見るよう声を掛け、クラス全体の士気を高めるよう一致団結するんです。先生方が個人レベルで勉強を促すのではなく、クラス全体で盛り上げることを考えてくださっているのは高輪ならではだな、と思います。

手取り足取りの授業ではなく 生徒の「気づき」を大切にする(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)
▲手取り足取りの授業ではなく 生徒の「気づき」を大切にする(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)

ここが魅力⑤
アメリカ、イギリス、オーストラリア海外研修の実体験で得られる成長

Cさん
中3から高1に上がるとき、アメリカのサンタクルーズで10日間のホームステイに参加しました。語学への興味や日本との文化の違いを知るきっかけになったようです。高2のときはオーストラリアでファームステイしながら現地の高校生との交流など、家族旅行では味わえない海外での生活をたくさん経験させていただきました。

オーストラリアの高校生と一緒に授業を受けます(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)
▲オーストラリアの高校生と一緒に授業を受けます(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)

坂本校長>
 机上の勉強も大事ですが、体験することで得られる成長もあります。中3および高1は夏休みにイギリスのサマースクールで語学研修に参加することもできます。希望性で、いろんな国から集まった同世代の子たちと過ごす13日間で語学の必要性を感じ、学習につなげてほしいですね。また2019年度より、高1と高2の希望者を対象に8カ月間の長期留学制度もスタートします。

Bさん
 息子はイギリスのサマースクールに参加しました。ほかの国からの留学生と寝食をともにするという貴重な体験を通して、語学への興味も沸いたようです。

Cさん
 本当は中学受験を嫌がっていたのですが、入学してからさまざまな経験をさせていただき、素晴らしい世界が待っていたと思っています。息子もあのときの苦労が報われたと話してくれます(笑)。

Aさん
 保護者会でもよく「過干渉にならず見守ってください」と言われます。おっしゃるとおり、見守っているだけで成長していく姿が見られるのは先生方や仲間のおかげだと感謝しています。

米・サヨナラパーティー(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)
▲米・サヨナラパーティー(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)

ビタミンママ中学受験情報号

オーストラリアの高校生と一緒に授業を受けます(高輪中学校高等学校:東京都港区高輪)
最新情報をチェックしよう!