【座談会2019】人間力を育む仕掛けと未来につながる大きな学びが魅力

メンバー

大井 正智校長先生

  • Aさん

    中学3年に長女が在籍

  • Bさん

    高校1年に長女が在籍

  • Cさん

    高校1年に長女が在籍

  • Dさん

    中学2年に長女が在籍

ここが魅力③
これまでの学習の常識が覆る!
英語の授業とその成果

Cさん
英語は娘がカルチャーショックを受けた授業の一つでした。これまで塾の先生には1つ1つ理解して積み重ねるように言われてきたので、入学してから「最初はなんとなく分かればいい」というニュアンスで進む授業に戸惑ったようです。しかし、高1になった今では英語を言語として理解している印象です。スラスラと英語の本を読み、伝えたいことを伝え、スピーチやディスカッションも授業で行なっているようです。

▲英語の発音を確認しながら読み進める多読(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)

Aさん
中学の間は、英語の本を読むたびに単語数をブックダイアリーに記録するのですが、それがうまっていくのが楽しいようで、家でも一生懸命に本を読んでいます。単語の意味を質問すると、生徒のレベルに合わせた表現で丁寧に説明してくださるそうです。授業はオールイングリッシュを徹底していて、先生に日本語で質問しても、「分からない」と英語で返されてしまうので、中学生の少ないボキャブラリーを並べて英語で質問するそうです。生徒が使った単語や文法が多少間違っていても、先生はあえて指摘・訂正せず、言いたいことが相手に伝わればOKなので、躊躇せず英語で質問することができるようになったと思います。

Bさん
娘は英語が苦手と言っていたのですが、話すと流暢な発音で話します。「日本語の補足があれば分かりやすいのでは?」と思っていましたが、とっさに英語で会話する姿に、親の私が驚くこともしばしば。鷗友の授業のレベルの高さを実感しています。

Dさん
中学3の時に受けた、GTECの結果はよかったみたいです。普段の授業で英語に慣れていることを実感します。定期テストの問題に日本語は出てきません。中学1年の時からの積み重ねで、長文を読むこと、聞くことに抵抗はなさそうです。

ここが魅力④
生徒の興味を引くユニークな内容が満載
「将来」に直結する特徴的な授業

Dさん
園芸の授業で二十日大根の種をもらってきたのですが、自宅でも種をまいて、祖母と一緒に間引きなどをしている姿を見ると、我が娘ながら「素敵だな」と思いました。この学校を受験しようと思った決め手の一つが「園芸」の授業があったからです。学校説明会で「植物を育てることを教えてくれる学校って素敵だね」と娘と話し合ったのを覚えています。

Aさん
娘は理科の実験が楽しいようです。鷗友の生徒は実験も解剖も率先して取り組むようです。男子生徒がいない分、暗黙のうちの役割分担がなく、自分の好奇心のまま突き進めるというメリットがあるのだと思います。

Dさん
他校との交流の場もあり、その一つが模擬国連への参加です。中2の時に娘自らの意志で参加し、高校1年の今も続けています。議題について、各国の代表として意見を考え、他者の意見を聞き、まとめ、発表するということを繰り返すことで、さまざまなスキルが身についたと思います。

Cさん
中3で行う現代社会のプレゼンは、半年近く時間をかけて、自分で課題を選び、取材をして資料を集めて発表し、質疑応答も行います。娘は子供の貧困問題をテーマにして、あるNPOに自分でアポイントを取って、月例の会議にも参加させてもらい取材しました。実際に子供食堂のボランティアにも参加し、かなり本格的な内容に仕上がっていました。

中3の現代社会のプレゼンテーション(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)
▲中3の現代社会のプレゼンテーション(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)

大井校長
各教科、生徒が興味を持つ仕掛け作りに工夫を凝らしています。当校はオリジナルテキストを使用した授業が特色の一つですが、理科が苦手だったが入学して楽しくなった、馴染みの薄い古典もオリジナルの資料のおかげで興味を持つようになったといった声も届いています。

ここが魅力⑤
3日に一度の席替えやクラスで高まるコミュニケーション力

Aさん
3日に一度、席替えがあり、さまざまな性格の友達と一緒になるのでコミュニケーション力が養われます。体調が悪くて遅刻したり、登校できなかったりする友達が、久し振りに登校したときには「大丈夫?」ではなく、いつも通りに「おはよう」とあいさつし、ごく普通に接するようにしているそうです。そのほうがその子がなじみやすいとクラスで話し合って決めたそう。

Cさん
娘はみんなが引き受けない委員を、その場を治めるために引き受けてしまうタイプでした。例えば、文章を書くのが得意ではないのになり手がいなかった新聞委員に自ら手を挙げたり、文化祭ではお昼を食べる時間がないほどたくさんの係を引き受けてしまったり。それに気づいて心配してくれた友達のフォローを受け、自分が良かれと思って安易に引き受けてしまうことが、結果的に周囲に迷惑をかけることにつながることを実感したようです。今では、自分の意思でやりたいことに立候補しています。友達に良い影響を受けていると実感します。

かもめ祭(学園祭)は生徒主導で開催されます(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)
▲かもめ祭(学園祭)は生徒主導で開催されます(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)

大井校長
誕生月の生徒とは、校長室でお菓子を一緒に食べる機会を作っています。その際に、ある生徒が「いろいろな友達と交流できる機会をたくさん作ってくださって、幸せです」と言ってくれました。こちらの意図が伝わっていることをうれしく感じた瞬間でした。中1のはじめに軽井沢で山荘生活に参加するのですが、付き添ってださった看護師さんが、3日間でこんなに成長する学校をはじめてみたといってくれました。この3日間で鷗友生としての自覚が芽生えるようです。

心待ちにしている生徒も多い、校長先生との誕生日会(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)
▲心待ちにしている生徒も多い、校長先生との誕生日会(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)

ビタミンママ中学受験情報号

中3の現代社会のプレゼンテーション(鷗友学園女子中学高等学校:東京都世田谷区宮坂)
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