▲「数学」の授業 成城学園初等学校:世田谷区
成城学園初等学校では、計算などの技術・技能だけでなく数学的なモノの考え方を重視し、「算数」ではなく「数学」と呼ぶ授業が行われています。
使用する教材はオリジナルの「児童数学」。例えば「ゴムの伸び方」を勉強したらその応用でパチンコ作りをするなど、生活の中での数学体験で興味や関心を引き出します。3〜6年生は1クラスを半数に分けて行う少人数制授業も実施しています。
3年生の数学の授業を見学しました。
「24個の椎の実」でかけ算を学びます。4個の椎の実が6組あるから24個、12個が2組だから24個と、それぞれが答えを導き出した過程をモニターに映し出し、比較することで、考え方は一つではないことを学習します。
さらに、小数と分数を一緒にするなど関連領域をまとめて効率的に学ぶ工夫や、3〜4人のグループごとの協働学習、意見交換、発表なども行い、論理的な思考力を高め、社会のさまざまな問題解決に取り組む力を育みます。