個性を尊重しながら、周囲との協調性も育む伝統校、成城学園初等学校。在校生親子に、学校の魅力についてお話を聞きました。
メンバー
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Fさん親子
(5年、3年)
成長が感じられたエピソード
保護者インタビュー
褒められ認められた経験が
子どもを大きく成長させる
息子はもともと体を動かすのが好きだったので、のびのびとした校風の成城学園は合っているだろうと思っていました。やはり「遊び」や「散歩」などの授業は大好きだったようです。一方で、3、4年生の頃は「劇」の授業が少し恥ずかしくて苦手だと言っていました。
でも、5年生になると、声が大きくて勢いがある持ち前の個性を出せるようになり、「劇の会」の後、先生や友達から「弥真斗、よかったよ!」「おもしろかったよ」と声をかけてもらえて、さらに自信がついたようです。6年生になったらちょっといい役に立候補しようかな、と言い出したときは驚きました。3年、4年、5年と「劇の会」を経て、当初の苦手意識から、「表現することが楽しい」という気持ちへと変化していき息子の成長を実感することができました。今までの息子にはなかった一面を引き出してもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
3年生~6年生までクラス替えがないので、劇の会では息子の成長はもちろん、クラスメイトの成長ぶりを見るのも楽しみです。成城学園は「子ども、保護者、先生の三位一体の教育」とよく言われますがまさにその通りで、親も含めてワンチーム。「あの子、大きくなったな」とか、「あんなに前に出られるようになったんだ」って、我が子の成長のように嬉しくなって、毎回胸がいっぱいになります。
この学校ならではのよさ
保護者インタビュー
今でも恩師とつながりがあるのは、
成城学園ならではの「距離感」
先生との距離の近さが一番の魅力です。卒業してもずっと先生とつながっていられるのは、在学時の距離感があってこそだと思います。卒業しても先生の体調が気になるし、具合を悪くされたと聞くと心配で…。私の結婚式には担任だった先生にも来ていただきました。ときにはお父さん、お母さんのように、ときには友だちのように、子どもたちの気持ちに寄り添ってくださる先生方は、昔からずっと変わらない成城学園の魅力だと思っています。
先生をあだ名で呼ぶことも当時と変わっていません。もちろんけじめはつけますが、かしこまらないというか、距離が一気にグッと近くなって、気軽に相談したり、何でも話せる環境を整えてくださっているのだと思います。
私は、子どもが学校に楽しく通っていることが一番だと思っています。遊びが嫌いな子っていないと思うし、そこに同じ目線で先生も入ってくださって対等に接してくれる。だからうちの子どもたちはみんな、学校が大好きです。今は長男と長女が通っていますが、今年からもう一人、入ります。さらにもう一人、控えているので今から楽しみです。
この学校に入ってよかったこと
児童インタビュー
学校できょうだいができた!
異学年と交流も盛ん
家では僕が一番上で、妹や弟がいるのですが、学校に来ると上級生がやさしく「一緒に遊ばない?」って声をかけてくれたのがうれしかったです。1年生の頃、5年生、6年生とドッジボールや鬼ごっこをしたのは、とても楽しかったし、学校にお兄ちゃん、お姉ちゃんができたようでうれしかったので、今は僕が年下の子に声をかけて一緒に遊ぶようにしています。
同級生同士もすごく仲がよくて、フランクに話しかけてくれるので、すぐに打ち解けられました。先生もやさしくて、休み時間になると一緒になって全力で遊んでくれます。たまに、大人なのに真剣すぎるって思うこともあるけれど(笑)。
先生は話しやすくて、なんでも相談できます。ドッジボールのリーグ戦で僕はキャプテンに任命されて、引き受けたからには勝ちたくて、先生に相談して作戦を練りました。1回戦はなかなかうまくいかなかったのですが、2回戦は作戦がうまく機能して、結果は1勝1敗。全クラス同じ勝敗で同率1位になったのはいい思い出です。
この学校の好きなところ
児童インタビュー
舞踊や美術の授業で
自分を表現できる!
この学校の好きなところは授業です。特に「舞踊」と「美術」が好きです。
舞踊の授業は「舞踊のへや」でダンスをします。普段からヒップホップとジャズダンスを習っているので、ダンスするのは大好き。先生が流してくれる音楽のリズムに合わせて、メリハリをつけて体を動かすのが難しいけれどとても楽しいです。
美術は絵と彫塑、工芸があって、絵は先生に言われたテーマにそって絵を描きます。工芸では電動糸のこも使います。先生が使い方を教えてくれて、木を切ってオブジェを作りました。彫塑は粘土でいろいろなもの、例えば先生が「動物を作ろう」って言ったら好きな動物を作っていく。
もともと絵を描くのは好きだったけど、美術の授業を受けてもっと好きになりました。