湘南学園小学校では、変化し続ける社会の中でも自ら課題を見つけ解決していくことのできる「豊かな学力」を伸ばしています。在校生親子に、学校の魅力についてお話を聞きました。
メンバー
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Kさん親子(5年)
縦割り活動で養われる
リーダーシップと責任感
保護者インタビュー
湘南学園小学校には、1年生から6年生までがひとつのグループで一緒にお昼ごはんを食べたり、みんなでゲームをして遊んだりする「なかよし班」という縦割り活動があるんです。1年生の入学後すぐに開かれる交歓会に向けて、6年生がリーダー、5年生が副リーダーになって、学年を問わず楽しめるゲームを考えるのですが、休み時間や放課後を使って何度も打ち合わせを重ねます。
これまでは高学年に引っ張ってもらう立場だったのが、今度は自分が引っ張っていく立場になったことを実感したためか、責任感が芽生えたような気がします。「私はリーダーになるのは苦手だから、リーダーが苦手なところをフォローしようと思う」と言う娘の言葉を聞いて成長を感じました。
まわりや年下の子に目を向けられるようになったのも、主体的に意見が言えるようになったことも、縦割り活動を通して成長できた点だと思います。
歌声があふれ卒業生も集う
ふるさとのような学び舎
保護者インタビュー
みんなで歌うことをとても大事にしています。一日の始まりはホームルームで歌う「朝の歌」から。帰りのホームルームでも歌ってから下校します。この習慣は私が在学中から続いていて、どちらも学園歌と同じように、湘南学園生なら誰もが知っている歌です。入学式や卒業式も在校生が全員、ホールに集まり、何度も練習を重ねた歌を新入生や卒業生に送ります。この温かいセレモニーは湘南学園ならではだと思います。
縦割り活動の話にもつながりますが、小学校を卒業しても道を挟んだ向かいが中高なので、いつでも戻って来れる環境です。卒業してからも後輩たちのことを気に掛けて、様子を見に来てくれる子が多いことも、湘南学園生のよさですね。
90周年記念イベントで体験した
野菜の販売がかけがえのない思い出に
児童インタビュー
2023年に湘南学園設立90周年のイベントがありました。私たち5年生は米作りの体験をしたときにお世話になった、相原さんの農園で収穫されたお米や野菜の販売を担当しました。チンゲン菜や白菜、ニンジン、ダイコンなどがあって、来てくれた人に「野菜はいかがですか」って、クラスみんなで声をかけて。「ダイコンはお味噌汁にいいですよ」、「ニンジンは煮物におすすめです」と、野菜はそれぞれおすすめの食べ方も説明しながら販売したんです。いろいろ種類があったので紙に書いて暗記したり、大きな声を出しすぎて声が枯れちゃったりしたけれど、完売したときは疲れも吹き飛ぶくらいうれしかったです。
相原さんからも、書かれたことをそのまま伝えるのではなく自分たちの言葉に変えて説明していたのは素晴らしかったと褒められました。また、売るだけではなく、売れた野菜の補充や、お客さんのニーズに合わせておすすめするなど、気がついたことはみんなで声をかけあうことも自然にできました。この経験はきっと忘れないと思います。