信仰と学問をモットーに自然豊かな環境で育む、聖ドミニコ学園小学校。在校生親子に、学校の魅力についてお話を聞きました。
メンバー
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Oさん親子(5年)
常に見守られている安心感は
まるで「第2の家」のよう
保護者インタビュー
娘はもともと、自分から手を挙げるようなタイプではありませんでした。でも、この学校に入ってから、積極的に手を挙げられるようになりました。先生や親が「手を挙げなさい」と言ったからといって挙げるようにはならないですよね。この学校には、たとえ間違えたり失敗したりしたとしても、それを笑ったりからかったりする空気がないんです。先生方が見守ってくださっているという安心感と、お友だちのやさしさがあって、娘を成長させてくれたのではないかと感謝しています。
何かあったときも、先生方や職員の方々がしっかり見てくださっている、と感じているので、毎日何にも心配せず、「今日も楽しんできてね、いってらっしゃい!」と娘を送り出すことができています。
コロナ禍で一時期スクールバスではなく私が送り迎えをしていた時期があったのですが、学園長の山崎先生が自ら駐車場で車を誘導してくださり、秋には校舎の周りの落ち葉を片付けている姿を拝見しました。入り口にいる警備員さんも毎朝元気に声を掛けてくださるのですが、山崎先生と警備員の方が仲良くお話されている様子もたびたび見かけて、本当にここは第2の家であって、みんなが家族の一員なんだ、と感じました。
学習や食のサポートも万全
保護者の交流も和やかです
保護者インタビュー
勉強の面も、先生方が子どもたちを信じてくださっているので、「やりなさい」という感じではなく、自分からやろう、頑張ろうという責任感がもてていると感じています。わが家では、「宿題しなさい」と私が声を掛けることもありません。たまに心配で、「今日宿題あるの?」と聞くことはありますが、本人が分かっていることは承知しているので、一応確認するだけです。日々、学校で前向きな気持ちで過ごせていることで、自然に責任感が育っているようです。
10月の「親睦の集い」は、保護者による後援会が主催する行事です。初めて参加したとき、その場にいらっしゃる保護者のみなさんが和やかな雰囲気でお話しされていて、とてもやさしかったことに私自身が安心しました。娘が初めての子なので、保護者とのお付き合いというものを経験したことがなく、やや不安に思っていたんです。今では、何か困ったことがあればお互いに相談し合うとか、気軽にお話しができる保護者仲間が増えて、心強い限りです。
週に3回は給食で、あとの2回はお弁当です。食育という観点からも、給食は学校を選ぶ際の大きなポイントだと思います。家庭やレストランでは味わえないもの、周囲のみんなと同じものを食べるという経験は大切です。それによって、家では「苦手」と言って避けている食材も食べられるようになったりしますから。栄養教諭の滑川先生は、子どもたちのことをすごくよく見てくださっていて、たまたま廊下でお会いした際に私からごあいさつして娘の名前を伝えたら、「はい、よく食べてくれる子の1人です」とおっしゃってくださいました。
月に一度のお楽しみ給食の日は、滑川先生がすべてのクラスを回ってデザートを届けてくださっているそうです。お弁当作りは、私としても、今の時期しかできないことですし、気持ちを引き締めるいいきっかけになっています。娘が大人になったとき、お弁当を作ってくれていたということを忘れてもらっては困ると思って(笑)、たまに写真を撮って保存しています。
自分もそうなりたいと思える
優しさにあふれた環境
生徒インタビュー
1年生のとき、教室で給食を食べていると、よく6年生が遊びに来て面白いことをして笑わせてくれたのを覚えています。そのときは「なんか楽しいな」ぐらいの気持ちだったのですが、今考えると、6年生は1年生が心配で、自分の給食をすごい速さで食べ終えて、わざわざ様子を見に来てくれていたのだと思います。私も6年生になったら、1年生にそういうことをしてあげられる人になりたいです。
もし、聖ドミニコに入学したいけど少し不安だな、と思っている子がいたとしたら、転んでしまったり、泣いたりしたときも、この学校ではみんながそばに来てくれて、「大丈夫だよ」「安心して」みたいな感じで接してくれるから、絶対大丈夫です。上級生も友だちも先生も、みんながやさしい学校です。
給食はすごくおいしいです。気に入ったメニューは家でも作ることができるように、先生に頼むとレシピをくれます。私は、紫陽花ゼリーとドミニコカレーのレシピをもらったことがあるのですが、カレーはルウから手作りで、玉ねぎもトロトロのあめ色になるまで炒めると書いてあって、そんなに丁寧に作ってくれているからおいしいんだ、と分かりました。すごく時間がかかりそうで、まだ家では作っていません。だから学校でドミニコカレーが出た日はたくさん食べるようにしています(笑)。月に1度のお楽しみ給食は、クレープ、アイスクリーム、プリンなど、デザートが豪華なので、みんながワクワクしています。友だちみんなでメニューに何が出るか予想し合ったりするのも楽しいです。
先生方との距離は近くて、昼休みに体育館で一緒にバスケットボールなどをして遊んでくれます。担任の先生が多いですが、体育の先生とか、たまたま横を通りかかった先生でも、誘ったら気軽に遊んでくれます。下校時、スクールバスが発車するときは、先生方がお見送りに来て、「バイバイ、また明日ね!」と手を振ってくださいます。私はそれがうれしくて、先生方が大好きです。