仏教精神を基調に「品格」と「知性」を兼ね備えた人を造る、宝仙学園小学校。在校生親子に、学校の魅力についてお話を聞きました。
メンバー
-
Hさん親子（5年、3年）
責任感や諦めない気持ち
成長を実感できる多彩な取り組み
保護者インタビュー
今回のこのインタビューを学校から打診されたとき、娘にも聞いてみたのですが、娘は「誰かが私のことを推薦してくれたのだったら、それを断る理由はない」と答えました。「自分のことを評価してくれている人の期待に応えるべきだ」と。娘がそんな考えを持っていることに驚かされました。自分からこういうことに立候補するタイプではないのですが、受ける以上は責任を持ってまっとうしたいと、インタビュー用にiPadに原稿を打ち込んで準備までしていたところにも成長が感じられました。
息子は末っ子気質というか、あきらめぐせや甘えぐせがありました。でも「けん玉大会」で長女の記録を抜いたり、夏の合宿での茶臼山登山も最後まで登り切ったりと、あきらめない気持ちや根性が身についてきたことを実感しています。
普段の学校生活では、3年生が2年生の掛け算を見てあげたり、6年生が1年生のお世話をしたりなど、上級生が下の子をフォローする機会が多いので、責任感ややさしさ、思いやりといった人間力が自然と磨かれるのだと思います。
運動会や宝仙祭が終わると校内のあちこちで、けん玉大会に向けて一生懸命、練習に励む児童の姿が見られます
興味引き出す授業と
皆で乗り超える中学受験
保護者インタビュー
本当に、先生方の手厚さには頭が下がります。子どもたちが興味をもちそうなことを常に考えて実践してくださっていると感じています。例えば今度、鎌倉で校外学習があるのですが、その事前学習の充実ぶりからも、子どもたちの好奇心を刺激してくださっていることが伝わってきます。お寺の歴史を調べたり、現地で何をするか子どもたちが話し合って決めたり。私が高校生ぐらいのときにやっていたことではないかと思うくらいの内容です。
理科の授業では実験が多いのも、子どもたちが主体的に取り組めるための配慮だと思います。
娘が5年生ごろから、受験対策が本格化してきましたが、学校ではギスギスするどころか、むしろ「みんなで頑張ろう！」という空気が溢れています。テストの前には友だちが一緒に勉強しようって声をかけてくれることも。親が言っても勉強しないのに、友だちと一緒だと頑張れるようです。受験が近づいてきていますが、学校が娘にとってとてもいい気分転換になっているようです。
理科の授業では、より理解を深めるために、実験を多く行い学んでいきます
学園全体で盛り上がる宝仙祭
5年生はゲームコーナーを出店
児童インタビュー
幼稚園から大学まで、学園全体で楽しむ宝仙祭はとても盛り上がります。私は5年生のときにゲームコーナーを担当しました。輪投げやボウリング、モグラたたきなどを自分たちで作って、年下の子たちに遊んでもらうのですが、簡単すぎてもつまらないし、難しすぎると楽しんでもらえない。幼稚園児や低学年の子たちに楽しんでもらうためにどのように工夫すればいいかを、グループのみんなで考えました。たくさんのお客さんが来てくれて、楽しそうに遊んでいる姿を見たときは、とてもうれしかったです。みんなで「頑張ってよかったね」って喜びあったのはとてもいい思い出です。
手が空いた時間に、図工の作品展示を見にいきました。図工が好きでものを作ることに興味があるので、いろいろな人の作品を見たことはとても刺激になりました。
宝仙祭では、生徒たちが作ったすごろくやモグラたたきなどさまざまなゲームが設置されます。
授業はおもしろく遊びも全力
そんな先生が大好きです！
児童インタビュー
担任の先生がとてもおもしろいです。算数の授業で分数の問題が出たとき、先生が「なんで約分するの？ これでいいじゃん！」ってわざと間違えるんです。僕たちは「それはダメ！」って笑いながら答えるのですが、「でも、どうしてダメなんだっけ？」と考え始め、授業がますますおもしろくなります。たぶん先生はわざと間違えて、僕らに考えるきっかけをくれているんだと思います。
休み時間にはドッジボールや鬼ごっこで遊んでくれるし、勉強以外のことも話しやすいし、予鈴が鳴っても席についてなくて叱られることもあったけれど、やさしい先生が多いところが宝仙学園の好きなところです。
宝仙学園小学校は、先生と生徒の身近な関係が魅力。登校時には、校長先生が笑顔でお出迎えします
