「毎日会いたい友達がいる 毎日学ぶよろこびがある」をスクールコンセプトに掲げる相模女子大学小学部。独自の教育内容について校長先生にうかがいました。
豊かな自然と充実した教育環境の中で
子どもの可能性を引き出します
相模女子大学小学部
豊かな自然環境で培われる
児童の心と身体
相模女子大学は、今年創立125周年を迎えます。キャンパスにはたくさんの種類の木々や草花があり、多くの鳥や昆虫などが住んでいます。横浜スタジアム5個分の広さの中で幼稚部から大学院までの一貫教育が行われています。
キャンパスは、緑豊かな自然公園のようです。春になるとビオトープの近くで鴨の親子が散歩し、休み時間になると児童は虫取り網をもって学内を走り回っています。このような自然環境が日々、児童の心と身体を育んでいます。
相模女子大学小学部のビオトープ
小学校の6年間は人生の土台を育むとき
相模女子大学小学部の音楽室「さくら館」
小学生が体験したり学んだりしたことは、どんなに小さなことも記憶に残り、積もり積もってその後の人生に大きく影響を与えます。
そこで、本校では家庭や個人では経験することが難しい、その道におけるプロフェッショナルの方々から本物を学ぶ機会として、本校独自の「つなぐ手」という学習を各学年で実施しています。
相模女子大学小学部の独自プログラム「つなぐ手」
例えば、歌舞伎役者の方から、隈取りの意味や方法を学び、舞踊の体験もさせていただきます。有名な三味線演奏者の方からは、三味線の弾き方の指導を受け、全員が三味線を弾けるようになります。真打の落語家の方からは本物の落語を聞かせていただき、自分たちでも小噺をつくって実演します。
さらに、有名な豆腐料理店の料理長さんからお豆腐の作り方を教えていただき、自分たちでお豆腐をつくって食する機会もあります。
また、ワンキャンパスの利点を活かして、小学部の教員の指導だけでなく、幼稚部から大学院の各教育課程の教員からも、児童がたくさんのことを学ぶ機会をもてる多角的な教育を行っています。