【インタビュー】校長先生に聞く!精華小学校の独自の教育

精華小学校では、「話す力・書く力」の育成を重視し、手書き作文や多教科にわたるレポート指導を通じて、思考力と表現力を高める教育を徹底しています。特長ある学びについて、校長先生にうかがいました。

全力で遊び、本質を学ぶ日々
未来につながる力が花開く

▲入学時にGoogleアカウントを児童全員に付与、4年生ではプレゼンテーション用のスライドを作成します。(精華小学校)

6年間の徹底した作文指導
書く力が話す力に

休み時間や放課後、本校の児童は友だちや先生と全力で遊びます。
「遊ぶときは遊ぶ」、これはこの時期の子どもたちにとって非常に大切で、心と体の健康につながります。

ただし、いざ授業となれば、パッと学ぶ姿勢に切り替えられるようにメリハリのある指導を心掛けています。
もう一つ、本校の児童の特長は、話しが上手な子が多いこと。
これは、1年生から行っている作文指導のたまものだと考えています。作文はすべて手書きです。

いきなりICTデバイスを使うと文章が乱暴になります。
手書きの場合、一文一文じっくりと考え、最もいい表現を選べるようになる。
それは話し言葉も同様で、自分の考えを伝えるには、どんな言葉をどのような順番で並べるべきか、瞬時に判断できるようになります。

また、しっかりとした文章を書くには、その根底にさまざまな情報やデータを持っていなければならず、国語力に加え、社会、理科、算数などの知識も必要となります。
本校では多くの教科でレポートや観察記を書き、行事の後は感想文や旅行記を作成し、子どもたちの書く力、話す力を高めています。

読書の習慣化で心を育てる「100冊の本運動」(精華小学校)

▲100冊の本を卒業までに読破する「100冊の本運動」は精華小伝統の活動のひとつです。(精華小学校)

人との絆から実現する
本物にふれる学び

私たちは、子どもたちがこの学校で過ごす6年のうちに、できる限り本物に触れる体験をしてほしいと考えています。
具体的には、企業の協力を得て工場見学を実施したり、商品開発や製品販売の支援を通じて、その成果を学びの糧としています。
これらの活動の多くは卒業生の多大な尽力によって実現しています。

また、自分たちで農作物を栽培・収穫する体験や、著名な作家や科学者を招いて講演会を開催し、直接質問をする機会を設けるなど、これからも本物に触れながら多くのことを学びにつなげていきます。

掲載されている、 ビタミンママ本Vol.101「0〜5歳わが子が小学校にあがる前に知っておきたいこと」101号ビタミンママ 小学校にあがる前に知っておきたいこと※画像をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます

私立小学校アフタースクール

お話を伺ったのは

校長 臼井 公明 先生

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