聖セシリア小学校は、「体験」を通じて「感動を伴う学び」を大切にし、心に残る本物の知識を育む教育を実践しています。特長ある学びについて、校長先生にうかがいました。
時代に合わせた教育内容への変革と
時代を超えて受け継がれる心の教育を実践
▲音楽の守護聖人「聖セシリア」の名を冠する同校では、音楽による表現活動に力を入れています。(聖セシリア小学校)
子どもたちの幸せのために
本校は、創立96周年を迎えましたが、この間、世の中はさまざまな変化がありました。
「子どもたちの幸せが第一」を教育のコンセプトとする当校は、時代の変化に合わせて、新しい教育を積極的に取り入れてきました。
「今の子どもたちにとって、よりよい教育をしよう」と、教職員が一丸となって子どもたちの幸せを追求していった結晶が、今の聖セシリア小学校の教育です。
特に「表現」「体験」「個を生かす」学びは、時代に合わせて大きく進化しています。
「表現」には「演劇」というオリジナル授業がありますが、2024年度から、大和芸術文化ホールを貸し切って発表会を実施しています。
大きな舞台で、スポットライトを浴びての発表は、子どもたちにとって貴重な体験となっています。
また、国際社会の中で生きていく上で、「英語での表現力」も重要になってきます。週2時間の英語での授業に加え、4~6年生は英会話に特化した授業を1時間増やし、ネイティブ専任教師のもと、楽しみながら自然と英語力が身についていきます。
「体験」では「感動を伴う学び」をキーワードとしています。座学のみで得た知識は、あっという間に忘れてしまいますが、体験し、感動して得た知識は、心の深いところに刻まれ本物の知識となります。各教科や行事の中で体験を重視するのはこのためです。
▲全員参加の英検Jr.受検やスピーチコンテストを実施。(聖セシリア小学校)
すべての教育の根底にある
カトリック教育
少人数制ならではの手厚い環境で実践される「個を生かす」教育の原点は、子どもたち一人ひとりが神様に愛されている大切な存在であると謳う「カトリック教育」にあります。
「自己肯定感」を育むこの教育は、本校のすべての教育活動の根底にあるとともに、時代が変化しても決して変わることのない教育です。