カトリックの教えを基に、「心の教育」を大切にする聖ドミニコ学園小学校。祈りや奉仕活動を通して他者を思いやる力を育み、自分の使命や個性を見つけて発揮できる教育を行っています。特長ある学びについて、校長先生にうかがいました。
カトリックの教えをもとに
積み重ねる「心の教育」
▲祈りや奉仕活動を通して他者を思いやる「心の教育」を大切にしています(聖ドミニコ学園小学校)
「他者に手を差し伸べる」
そのために学び、経験する
本校では「心の教育」を大切にしており、その根幹にはカトリックの教えがあります。
毎日のお祈りや「宗教」の授業、児童による献金などの奉仕活動、基本的な生活習慣の習得など、学校生活すべてが、「心の教育」に結びついています。
他者や社会に手を差し伸べることができる生き方は、本校の目標でもある「よく生きる」の真意でもあります。
そのために、子どもたちは学び、行事などを通して友だちと協力する経験を積んでいきます。
5、6年が主体の児童会が発案した「おにぎり献金」や、下級生へ自然と手を差し伸べる上級生の姿などを見るにつけ、本校の教育が根付いているのを感じます。
▲聖劇で祝うクリスマス会では、創作ダンスや朗読などを交えて発表します。(聖ドミニコ学園小学校)
子どもの個性を伸ばす
表現活動への取り組み
人には神から与えられた使命(個性)があり、それを子どもたち自身で見つけ出せるよう寄り添うのが私たちの大切な役割です。
1年からの専科指導や、1〜6年が一緒に行う数々の行事など、「好き」や「得意」を見つけ、自分の力を発揮することで人に喜んでもらう機会がたくさんあります。
また、「作文」や「ダンス」の授業、折に触れて、たくさんの歌を歌うなどの表現活動に重きを置いた教育も、その一助となっています。
学校生活では、何事も「積み重ねること」を大切にしています。
運動会の練習、マリア祭やクリスマス会での目標を立て、それが実践できたかを記す霊的花束など、毎日続けることで「できた」と実感する経験をしてほしいと思います。
2025年度からは新たに「アフタースクール」の取り組みが始まります。
放課後18時まで1〜6年がともに過ごすことから、ここでもたくさんの異年齢交流が生まれるでしょう。ピアノなどの習い事といった特別プログラムも実施予定です。