【インタビュー】校長先生に聞く!玉川学園小学部の独自の教育

一流に触れ、感性を研ぎ澄ませて学ぶ体験を重視する玉川学園小学部。「なぜ?」から学びを深め、子どもたちは自ら考え行動する力を育んでいきます。特長ある学びについて、校長先生にうかがいました。

一流にふれ、「感じる心」が大きく育つ!
自分の「好き」を突き詰める学校生活

五感で感じる心を育てる玉川学園の学校生活(玉川学園小学部)

▲五感で感じる心を育てる玉川学園の学校生活(玉川学園小学部)

「ホンモノ」にふれ
五感をみがく教育

1929年の創立以来、玉川学園では「全人教育」を掲げ、「真・善・美・聖・健・富」の6つの価値を有した、調和のある人格を目指す教育を実践してきました。
「ホンモノ」にふれ、五感で感じる心を育てることが、「本当の学び」だと考える本学園では、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聞く鑑賞会や同じ敷地内にある玉川大学の教授と行うミツバチの養蜂体験など、「一流」にふれる機会が数多く用意されています。

経験することで体得する
「労作教育」

玉川での学びに欠かせないのが「労作」です。
創立者・小原國芳の言葉「百聞は一見に如かず、百見は一労作に如かず」の通り、大根やじゃがいもを土作りから行う取り組みでは、種から苗を育て、自然の力に圧倒されながらも額に汗して世話をします。
ときには失敗も経験しながら、収穫し、食卓に上るまでに多くの手間がかかることを、身をもって体験するのです。
ようやく生えた芽を間引く際は、児童たちから疑問の声があがります。その「なぜ?」が学びの機会となり、新たな「労作」につながっていきます。

幼稚部から大学生までが一堂に会し、一致団結する「体育祭」(玉川学園小学部)

▲幼稚部から大学生までが一堂に会し、一致団結する「体育祭」(玉川学園小学部)

「為して学ぶ」精神は、児童たちにしっかりと浸透しています。
小学部の最上級生である5年生の児童たちは、95周年式典によって実施されなかった音楽祭を、自分たちで企画・実行しました。
また、探究学習「学びの技」では、クラゲに魅了された5年生児童が、「いつから毒をもつようになるのか」を疑問に感じ、クラゲに詳しい加茂水族館にわざわざ出向いて調査をし、とても興味深いプレゼンを行うことができました。
本学園で過ごすなかで、自分の「好き」や「やってみたい」を突き詰め、夢中で取り組むことで、多くの学びを得てほしいと考えています。

掲載されている、 ビタミンママ本Vol.101「0〜5歳わが子が小学校にあがる前に知っておきたいこと」101号ビタミンママ 小学校にあがる前に知っておきたいこと※画像をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます

私立小学校アフタースクール

お話を伺ったのは

小学部長 野瀬 佳浩 先生

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