日本大学藤沢小学校では、ユニバーサルデザインとエデュテイメントを融合した算数授業で、学ぶ意欲と確かな学力を育みます。特長ある学びについて、佐野昌美先生にお話をお伺いしました。
「自主性と創造性」を育む縦割り活動と
個性あふれるオリジナル授業
▲記号の向きを、体を使って表現し、不等号・等号を学ぶ授業(日本大学藤沢小学校)
楽しいから好きになる
独自のプレゼン型授業
熱いハートを持ち個性豊かな教師陣が揃う日本大学藤沢小学校。中でも1~3年生の算数を担当する佐野昌美先生は、公立校の校長を経て教育委員会に長年勤務、多くの先生たちの授業を指導助言する立場だったといいます。
先生が大切にしているのは、子どもたちが「算数って楽しい!」と思うこと。そこで、全員に分かりやすい「授業のユニバーサルデザイン化」、さらに教育に面白さを加味した「エデュテイメント授業」を展開しています。
▲「エデュテイメント」を追求した佐野先生の授業の様子(日本大学藤沢小学校)
「最も重視しているのが視覚化で、私の授業はすべてオリジナルのスライドを使っています」。
佐野先生の旅行実体験をもとにしたシリーズや、「けいさんガーディアンズ」と名付けた戦隊物風ストーリーなど、先生のプレゼンテーションに子どもたちは夢中です。
合間にテンポよく問題が出され、子どもたちが次々と解答していきます。こうして「算数大好き!」となった子どもたちには、さらに学ぶ意欲が生まれ、確かな学力が身につきます。
▲「けいさんガーディアンズ」に「やった!」と大喜びの児童たち。(日本大学藤沢小学校)