6年間で36の国際教育プログラムに不可欠なテーマを探究します
お話:PYPコーディネーター 齋藤真実 先生
PYPでは1年間で、「私たちは誰なのか」「私たちはどのような場所と時代にいるのか」「私たちはどのように自分を表現するのか」「世界はどのような仕組みになっているのか」「私たちは自分たちをどう組織しているのか」「この地球を共有するということ」という6つの教科融合テーマについて探究します。
6年間で36のテーマにおよぶこれらは国際教育プログラムに不可欠な観点であると考えられ、児童の成長と共に、探究する世界(内容)を広げています。1年生は、自分を中心とした身近な人物や場所、2年生は、自己と他、生活圏のある地域、3年生は、日本の各地域と世界、4年生は、世界の歴史へと徐々に世界を深めていきます。
5年生になると、自己の内側へと目を向け、また、日本の政治についても探究します。そして6年生は、経済と世界の平和について考えます。児童は学びを通してあらゆる問題を自分事として捉え、自分なりの解決策を考え行動に移すことができるようになっていきます。
▲4年生の探究のトピックは「新型コロナウイルスの影響で人々の活動を自粛するか、自粛しないか」。「深刻な状態なので自粛すべき」「すべてを自粛すると、経済が止まってしまう」などの意見が交わされました
▲2年生の探究はゴムや風、磁石などを使って「見えない力」を使ったおもちゃ作り。作るスケジュールや使用する材料などを考えて計画表を作成するところから始めます
▲休み時間になると、ネイティブの先生のもとにはたくさんの児童が集まります。覚えたての英語を使って積極的に会話をすることが自信につながります
▲3年生の探究のテーマは「自然界の法則」。まずはこの物語で何を伝えたいのかを考えてストーリーを組み立て、紙面のレイアウトを決めて、書き込んでいきます
▲図書館の本やタブレットを使ってより深く探究します。グループで意見交換を行うことで、考え方がひとつではないことを知ります
▲学年ごとに行われるキャンプや登山などのさまざまな体験学習でも、子どもたちの探究心、興味・関心が育ちます。6年生は東北新幹線に乗って白神山地へ
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