手洗い、換気を徹底!
一般的には、うがい、手洗い、マスクの着用、咳エチケット、換気、しっかり食べてよく寝ることなどがあげられます。
どれも大切ですが、私は特に、手洗い、換気を推奨しています。狭い空間にウイルスが存在することで感染のリスクが高まるので、マメに換気して空気を入れ替えることが大事です。当院でも空気清浄機は常に稼働させているほか、洋館の一軒家の建物で窓が多いことをフルに活用して窓を開けて風が通るようにしています。みなさんも、ご自宅での喚起の際には、風の通り道を意識して窓やドアを数か所開けるようにしましょう。
手洗いについては、手のひらだけでなく、指や詰めの間、手首まできちんと石鹸で洗い、付着したウイルスをしっかり流していただくことが大切です。
厚生労働省のサイトに「正しい手の洗い方」が載っていますので、親子で改めて確認し、一緒に実践してください。
厚生労働省サイトはこちら。
正しい情報を判断する力も大切!
日本は上下水道がしっかり整備されており、夏場の著しい水不足でもない限り、手洗いの水を節約してください、とは言われませんよね。たっぷりのきれいな水を使って、しっかり洗い流すことができます。これはとても幸せなことです。
手洗いや換気の重要性に関しては、これまでもインフルエンザなどが流行るたびに言われてきたことなのですが、新型コロナウイルスの広がりで、例年より意識する人が増えています。2020年の1~3月は、大人も含め、インフルエンザや風邪の症状で来院する患者さんが相当数少なくなった、と感じました。
インターネットなどでは、お湯を飲むといいとか、およそ信頼できない情報も飛び交っているようです。やみくもにすべてを信じるのではなく、正しい情報を選択できる力を身に付けましょう。
お話を伺ったのは
ゆめこどもクリニック
院長 林毅陸 先生
林先生が小児科になられた理由を教えてください。
未来を担う子どもたちの成長をサポートしたい、との思いから小児科医の道を選びました。専門は小児の循環器系です。
勤務医時代から、生まれつき心臓に病気のある心疾患、不整脈や川崎病などで長期にわたって入院している子どもたちを数多く治療してきました。そのとき、重症化を防ぐためには、病気の早期発見と治療が何よりも大切だと痛感し、来院する子どもたちの小さな症状に隠れている大きな病気のサインを見逃さないことをモットーに、丁寧な診療を行っています。
最近はスマホの機能が進化しているので、例えば、お子さんの便の色がおかしいとか、歩き方がいつもと違って心配など、問診だけでは伝わりにくい場合は、写真や動画を撮影して来院時にお持ちくださいとアドバイスし、治療に役立てています。
▲ゆめこどもクリニック(川崎市高津区)