6月7月は私立中学の学校説明会、見学会、体験授業などが目白押し!
申込日のチェックや週末のスケジュール管理がなかなか大変ではありますが、学校の雰囲気、ときには生徒たちの様子などがわかるリアルな学校への訪問は本当に有意義で、楽しいものです。
先日は世田谷区経堂にある、鷗友学園女子中学の保護者向け学校説明会に参加してきました。
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「東京の女子中学新御三家」鷗友女子
東京の女子中学の御三家と言えば、「桜蔭」「女子学院」「雙葉」ですが、最近飛躍的に実績を伸ばし、注目が集まっているのが”新御三家“と言われる、「豊島岡」「鷗友」「吉祥女子」の三校。そのうちの一校、「鷗友学園女子中学」。
ここでは、学校説明会や授業見学、オープンスクールなどを積極的に開催しています。
今回参加したのは保護者向けの学校説明会。これが初めての鷗友訪問でした。
小田急線経堂駅から徒歩8分。閑静な住宅街を抜けたところに緑豊かな学校があります。
校舎は決して新しくありませんが、とてもきれいで清潔感があり、受付、誘導などもとてもスムーズでした。
鷗友学園の理念と教育
校訓は「慈愛と誠実と創造」
1935年東京府立第一高等女学校の同窓会、鷗友会によって設立されました。高等女学校が私立学校をつくったのは、全国でも2例のみだそうです。創設者の市川源三氏は早くから女子教育の重要性を説き、女性が国際社会でも活躍できるよう、自由で実践的な教育に力を注ぎました。ミッションスクールではありませんが、キリスト教の精神による全人教育を基盤にしていることが校訓からもうかがえます。
鷗友学園の学びは「幕ノ内弁当」だとし、授業、部活動、学校行事などを最高の食材にたとえ、鷗友はそれらひとつひとつ丁寧に作りあげられたものの集まりと伝えています。
「自分表現力」を高めるアサーショントレーニング
“アサーティブ”とはしっかりと自分の意見を言う事。その力を高めるための「アサーショントレーニング」にも力を入れています。そのために、生徒一人一人が安心して過ごせるクラス作りをめざし、中学1年の間は1クラス30人程度の少人数、3日に一度の席替えなどを行うことで、より密で幅広い人間関係を築き、安心できる環境の中でコミュニケーション能力が養われていきます。
お誕生日会も開催し、ケーキを食べてお祝いするというアットホームな雰囲気も素敵です。この“アサーショントレーニング”は行事などの際に成果として発揮され、自分たちで考え、行動し、作り上げる喜びにつながっているようです。
飛躍的に伸びている大学進学実績!
学校の中に畑!?
大学進学実績が伸びている学校なら、きっと日々の授業も大学受験を見据えてテストテストでギュウギュウの教育環境なのかと思いきや、実態は実にのびのびしているようです。
“のびのび”というのは決して、自由で遊んでばかり、という意味ではなく、楽しみながら学びへの意欲を高めているようです。
例えば、敷地内には広い畑があり、多くの作物を栽培しています。そこで行われる“園芸”の授業は鷗友の大きな特徴になっており、生徒たちは汗まみれ、土まみれになりながら野菜などの栽培に励んでいます。実はそのような実体験こそが、間接的に子どもたちの学習意欲につながっているのではないかと考えられます。
その他、オールイングリッシュの授業やICTを取り入れたグローバル教育、理科においては5つの実験教室すべてに充実した実験器具をそろえ、オリジナル実験書を用意するなど、充実した設備とカリキュラムも鷗友の実績を伸ばしている大きな要因と言えそうです。
2023年春 大学合格実績(学校説明会資料 データブックより)
国立大 | |
---|---|
東大 | 3名 |
京大 | 4名 |
東工大 | 8名 |
一橋 | 3名 |
お茶の水 | 5名 |
東京外大 | 8名 |
他 | |
私立大 | |
早稲田 | 75名 |
慶應 | 68名 |
上智 | 95名 |
東京理科 | 65名 |
明治 | 113名 |
立教 | 104名 |
青学 | 53名 |
他 |
最後に、3年以上続くコロナ渦において、ほとんどの学校が行事や宿泊学習を中止する中で、鷗友学園だけは、「学びを止めるな!」という強い思いで、あらゆる策を尽くして、修学旅行を敢行し、子どもたちのかけがえのない大切な学びの機会を死守しました。賛否両論ある中で、私としては「生徒ファースト」という学校の信念が感じられるとても素晴らしいエピソードだと思いました。
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次女のプリンは公立小学校生活の6年生。いよいよ受験までのカウントダウンが始まり、エンジン全開!大手S塾に通いながらドタバタの日々を送っています。