「中学受験に公文は必要?」
「公文に通わせるとどのような効果があるの?」
そんな疑問を持っている方に、息子・りん太の公文通いから感じた、中学受験の勉強における効果について紹介します。
結論から言うと、私は、公文は中学受験に絶対に必要だとは思っていません。しかし、公文で身につけたことで、中学受験の役に立っていると感じるものはいくつかあります。
そこで息子の中学受験の勉強において、
- 公文が役に立っていること
- 公文では足りてないと思うこと
について考えてみたいと思います。
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中学受験の勉強において公文が役に立っていること
りん太は年長の12月から小3の3月まで公文に通いました。公文では算数と国語を受講し、小学校の学習範囲までを終わらせています。小学校の学習内容が全て終わっていることを前提に、中学受験の勉強における公文のメリットは次の2点だと考えています。
学習習慣が身につく
中学受験の勉強において、最も公文をやっていて良かったと思う点です。公文では、毎日、宿題が出ます。算数と国語の2教科を受講していると、公文の宿題のために40分から1時間程度の学習が必要です。そのため、小さい頃から、学校の宿題以外にも1時間は勉強し、土日も勉強することが当たり前になっていました。そのおかげか、中学受験の通塾開始後も、抵抗なく宿題に取り組めています。
先取り学習ができる
公文の学習に学年は関係ありません。その子の能力次第で、どんどん先に進めます。そのため、小6までの計算、漢字を先取り学習できたのは、中学受験の勉強において良かったと思っています。計算問題でつまずくことはまずないですし、国語の漢字も塾の方が復習になっています。また、小6レベルになると国語の読解問題の難易度が上がるので、塾の勉強の良い練習になりました。(それでも小4の塾の読解問題の方がずっと難しいですが・・・)
中学受験の勉強において公文では足りていないこと
次に中学受験において公文の勉強だけでは足りてないな、と思う部分を紹介します。
算数で文章題や図形は扱わない
公文の算数では、計算問題しか扱いません。そのため文章題や図形を入塾前に鍛えておきたければ、プラスで学習する必要があります。中学受験の算数において、文章題や図形が占める割合は大きいです。それゆえに公文の学習だけでは、入塾テストで良い点数は取れません。
もちろん計算は全ての算数の基礎になるので、公文で徹底的に鍛えられたことは良かったです。ただ、同様に、文章題や図形の問題にも小さい頃から慣れさせたかったな、とも思っています。
基礎を重視するため、思考力の訓練にはならないかも?
公文は、難易度の高くない基礎問題を繰り返し解きます。そのため、中学受験で出題されるような、思考力が鍛えられるような問題は扱いません。あくまでも公文で鍛えられるのは計算、国語の漢字、読解の基礎問題だと割り切って臨む方が良いでしょう。また基礎を重視するがゆえに、学習スピードは遅めです。例えば、分数の計算だけを半年レベルで取り組みます。難しい問題を次々解きたい子だと、物足りなく、飽きる可能性も高いかもしれません。
最後に・・・
学習習慣を身につけること、毎日算数の計算や国語の読解に触れることが公文を通じてできたことは本当に良かったと思っています。今、下の娘が就学前で、家庭でこうしたことを身につけさせたいと試行錯誤しているのですが、なかなか難しく、公文に通わせようかと悩んでいるところです。
中学受験で登場するような難しい知識は、公文では身につけられません。しかし、勉強をするうえで、必要なベースは得られるかと思います。それを家庭でおこなうのか、公文の力を借りるのか、ということが、公文を検討する指針になるのではないでしょうか。
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