算数選抜やプログラミングなど、多様な形式の受験が広がりつつあるものの、首都圏ではまだまだ4科目での試験が主流です。「全てを完璧に仕上げる!」というのが理想ではありますが、現実的にはほぼ不可能。子供の得意・苦手を把握した上で、どの科目にどれくらいの勉強時間を割くのか、どの家庭でも悩ましい問題ではないでしょうか。今回は、小4ヒラメの科目別勉強時間について紹介します。
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「今日は何から勉強する?」ヒラメに任せてみたら、驚きの結果に!
ヒラメは現在、小学4年生。まだまだ中学受験が自分事とはなっていません。実際、受験本番まではまだ2年半以上もあるので、無理もない話です。そのため、わが家では、小学4年生の間は、4科目にまんべんなく取り組むことよりも「勉強って面白い」と感じる場面を、できるだけ多くヒラメに体験してもらうことを大切にしています。
具体的には、毎日の勉強時間のはじめに「今日は何から勉強する?」と、ヒラメの意思を確認。相談された時には一緒に考えますが、基本的にはヒラメの希望通りに進めることにしています。
その結果、ヒラメの科目別勉強時間の割合は驚きの結果に!なんと7.5割算数、1割理科、1割社会、0.5割国語という、ものすごい時間配分になってしまいました。ちなみに、1日の勉強時間は大体0~1時間なので、ざっくり計算すると1週間あたり大体2~3時間を算数に費やしていることになります。
算数の勉強時間が長くなってしまう理由
なぜこんなに算数ばかり勉強しているかというと、理由は単純。ヒラメは算数が好きだから。
ヒラメが利用している通信教材では、日曜日をスタートにして、1週間で1つの単元に取り組みます。その週の科目をまだ何も消化していない日曜日、ヒラメに「何から勉強する?」と聞くと、答えはほぼ100%「算数!」。やることが残っている限り、毎回算数から勉強が始まります。
さらに、問題を解いて答えがでた後も「うーん、ほんとにこの解き方でいいのかな?もっといいやり方がないのかな?」と考え込むこともしばしば。
こんな時、私がうまくヒントを出してあげられると、もっと効率よく勉強が進むと思うのですが、なにしろ私は算数が大の苦手。
「うーん、どうだろうね…」と、一緒に考え込むことしかできません。その結果、答えが出ているにもかかわらず、1つの問題に20分以上かかることも。
正解はないけれど、今はヒラメの笑顔を大事にしたい
ある程度のところで、時間を区切ることは必要かなと思うものの、別解を考えついた時のヒラメの表情がとても嬉しそうで、どうしても「そろそろ終わりにして次にいこうか」と声をかけることができません。本音を言うと、そもそも時間で区切るべきなのかどうか、私自身が答えを出せていないのです。
教育系のメディアには「こうしたほうがいい」というテクニックや勉強のやり方がたくさん載っています。でも、それが果たしてヒラメに合うのかどうかは、後になってみないと分かりません。
私はヒラメが小学4年生の今、一番何を大事にしたいかと考えた結果、冒頭の「勉強の面白さを感じる場面をできるだけたくさんつくる」にたどり着きました。
この先、勉強の難易度が上がり、現実的な偏差値と志望校を考えるようになってきたら、私の考え方も変わっていくと思います。ただ今は、好きな算数の問題と向き合い、解けた喜びを満面の笑みで表現するヒラメとの時間を、大事にしたいと考えています。
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