今回は私が2024年に読んで良かった、中学受験をする親におすすめの本を紹介します。
どちらも有名な2冊ですが、私なりの感想を添えてみました。
息子はいわゆる大手進学塾に通っており、小4を振り返ると、塾の成績や宿題に私が振り回されました(多分、息子の方がどしっと構え、マイペースにこなしていたと思います。
ただ親がフォローしないと宿題しない、テスト勉強しない、忘れ物だらけ、でした。とほほ)。
今回紹介するのは、そんな混乱する日々の中、読んで肩の力が抜けたり、前のめりになりすぎるのをセーブしてくれたりした本です。
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中学受験、楽しんでも良いんだ!
ぎん太の「おうち遊び勉強法」
「偏差値40台から開成合格!自ら学ぶ子に育つおうち遊び勉強法」
この本は入塾テストで偏差値40台だったぎん太が、ほぼ塾なしで、開成中にどのように合格したかが書かれた本です。具体的には、ぎん太のお母様が学びを遊びに変えるのが本当に上手な人で、お母様と二人三脚でどのように勉強したか、が書いてあります。
私はこの本を読むまで、「楽しみながら中学受験をさせてあげたいけど、理想論かな」と思っていました。それまで読んでいた中学受験経験本は、親子共々ストイックさが求められる内容のものだったので。でも、ぎん太の本を読んで、「あ、私の理想だ。こういうのもありなんだ」と思ったんです。とはいえ、中学受験に向けて経験をすればするほど、ぎん太とぎん太ママの凄さを思い知るわけですが。
それでも中学受験が不安だな、という時、ぎん太の本を読むと、肩の力が抜けるような感じがします。ちなみに漫画なので、息子もぎん太の本が大好きで、繰り返し読んでいます。
子どもからしたら憧れの中受の先輩に触れている感覚なのかもしれません。また開成での学校生活についても詳しく書かれているので、開成を目指すお子さんに特におすすめです。
中学受験の闇の部分も知ることができた
「勇者たちの中学受験」
「勇者たちの中学受験」
教育ジャーナリストのおおたとしまささんが執筆した中学受験のルポルタージュで、実際の中学受験の経験談が小説のように紹介されています。この本が珍しいのは、中学受験の体験記でありながら、中学受験の成功体験でなく、失敗談を書いている点です。
例えば以下のようなエピソードが紹介されています。
- 全力で親が中学受験に邁進するも、思うような結果が得られず、がっかりした話
- 御三家制覇確実と言われていた子が、御三家全てに不合格になってしまった話
中学受験に絶対なんてないし、受験者全員が納得できる結果を得られるわけではない。
考えると当然なのですが、塾の合格体験記に触れていると盲目になってしまいがちです。その盲目を強烈なエピソードで、打ち破ってくれました。けっこう怖い話なのですが、やっぱり読んで良かったです。中学受験に前のめりになりすぎそうな時に、良いブレーキになってくれています。
今回は私が2024年に読んで良かった、中学受験する親におすすめの本を紹介しました。どちらもつい夢中になって読んでしまう面白さのある本でしたので、読んで損はないですよ!
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