【中学受験】失敗の経験が宝物に⁈未来に役立つ思考力

もうすぐ2月。新しい学年がスタートする塾も多いですよね。

「そろそろ中学受験の準備を始めようかしら」
「うちの子にも受験をさせたいけれど…」と、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

中学受験は、勉強だけでなく、さまざまな経験を通じて、子どもを成長させる貴重な機会です。「失敗」を重ねながら、「深く自分の頭で考える力」を身につけ、その後の人生にも役立つ力となることを、息子を見ていて実感しています。

今日は、息子が中学受験を経験して「やって良かったな」「今も役立っている」と感じること、特に今の息子につながっている2つについてお伝えしたいと思います。

中学受験を検討されている皆様の少しでも参考になれば幸いです。

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中学受験の失敗体験が、心を強くする

中学受験の勉強が本格的に始まった5年生の頃から、息子は驚くほどたくさんの失敗を経験してきました。

模試でのケアレスミス連発で成績が低迷
6年の正月特訓の冠講習で、最下位クラスに落ちる
1月校の受験をなめてかかり、ギリギリで合格する…

挙げればきりがありません。今となっては笑い話ですが、当時はヒヤヒヤしたものです。でも、そんな失敗をマイペースながらも乗り越えていくうちに、息子の心は驚くほど強くなったように感じます。

「失敗してもなんとかなる」

この呆れるほど前向きな気持ちは、今の息子の思考に役に立っている気がします。

スポーツなどで挫折を経験しているお子さんなら、こうした経験は珍しくないかもしれません。しかし、特に夢中になれるものがなかった平凡な子どもだった息子にとって、この中学受験で得た「失敗を前向きに捉え、乗り越えていく力」は大きな自信となり、今も役立つ力になっていると感じます。

何をするにも「失敗」はつきもの。失敗しないようにするのではなく、失敗をどう乗り越えるかを親は一緒に考え、子どもに寄り添う事が大切だと改めて思っています。

▲小さい失敗の積み重ねがメンタルを徐々に強くする
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中学受験で身に付いた思考力は、大人になっても役に立つ

最近の中学受験では、どの学校も「深く考え、本質を見極め、問題を解決する力」が求められていると感じます。

ただ問題をたくさん解けばいいという学習法ではなく、条件を読み解き、深く考え、自分に必要な情報を見つけ出し、それを活かしていく学習が多く取り入れられています。中学受験は、まさにこの力を養う絶好の機会だと私は実感しています。

おかげで、わが家の息子も、中学受験を通じてこの力が養われたと思います。

現在、大学で研究をする上で、この力は欠かせないものとなっているようです。膨大なデータから重要で必要な情報を見つけ出し、新しい理論を構築している姿を見ると、「大きな視野で物事の本質を見抜き、深く考える力」がどれだけ大切なのかを改めて感じます。

この力は、希望する学校に進めたかどうかに関係なく、将来どのような道に進んでも財産となるはずです。中学受験はあくまでも通過点。子どもが社会に貢献し、誰かの役に立つ大人へ成長するための大切な基盤となることだと信じています。

▲AIが台頭している現代、自分の頭で考える機会は大事です

バドコ @badoko777

開成中・高出身、現役東京大学理科一類合格の運動神経がちょっぴり鈍い長男(まめ)の母です。小学校・中学校・大学受験をともに歩んで来ました。たくさんの失敗や経験談が、少しでも皆様のお役に立てば嬉しいです。

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