春休みはお出かけにぴったりの季節ですね。わが家では、毎年春休みに体験学習を中心とした旅行をしています。夏休みや冬休みと違い、気候が穏やかで歩きやすく、さまざまな体験をするのに最適な時期だからです。そして今年の春休みは、ずっと訪れたいと思っていた広島へ、家族5人で旅行してきました。
前回に続いて、夏休みに家族で楽しんだ北海道旅行の後編をお届けします。旅の後半は、釧路を拠点にお祭りやカヌー、地元の美味しい料理などを満喫しました。中学受験の勉強をからめつつ旅行を楽しむポイントも、合わせてお伝えします! [siteca[…]
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1つめのテーマは平和学習。念願の「広島平和記念資料館」へ
広島を訪れたら、必ず足を運びたいのが「広島平和記念資料館」。中学受験に役立つかどうかに関係なく、親として一度は子どもたちを連れていきたいとずっと思っていました。
というのも、私の祖母は長崎出身で、子供の頃から原爆や戦争は私にとってそれほど遠くない話だったからです。また、関西出身の私は、学生の頃に修学旅行で「広島平和記念資料館」を訪れる機会があり、とても衝撃を受けたことを覚えていました。
そのため、行こうと誘えばついて来てくれる年齢のうちに、子どもたちと一緒に「広島平和記念資料館」を訪れたいと、ずっと願っていたのです。

旅行の前半2日間は、家族で平和について考える時間を作るため、平和記念公園にある広島平和記念資料館や原爆ドームを訪れました。
広島平和記念資料館では、子どもたちは真剣な表情で展示を見つめ、言葉を失っているようでした。私は「どう感じた?」とあえて聞かず、子どもたちが心の中で受け止めた思いを、これから長い年月をかけて、ゆっくりと咀嚼していってほしいと願いました。
2つめのテーマは世界遺産。時間とともに移り変わる大鳥居の姿に感動!
広島で子どもたちと訪れたい場所の1つが世界遺産の厳島神社でした。宮島にある厳島神社は、1996年にユネスコの世界文化遺産として登録され、たくさんの観光客が訪れています。
私たちが訪れた日も、たくさんのインバウンド客で賑わいを見せていました。旅行3日目、広島市内から乗船したフェリーが宮島に着き、降り場を過ぎると、かわいい鹿がお出迎え!そう、奈良公園と同じように宮島でも鹿が自由に歩き回っているんです。
「かわいいね」と言いながら、厳島神社を目指して歩き始めると、次に目に飛び込んできたのは、たくさんの美味しそうなお店!広島名物のもみじ饅頭はもちろんのこと、レモンサイダーや焼き牡蠣など、いずれも広島の名産物を売る店が軒を連ねています。

広島は国産レモンの生産量が全国1位、同じく牡蠣も養殖生産量は全国シェア6割以上を占めています。教科書で学んだ知識の定着には、実体験が一番!家族でたくさん食べ歩きをして、広島の食を堪能。ヒラメも次から次へと口が休む暇がありませんでした。
お腹いっぱいになった頃、厳島神社に到着。すると、フェリーから見えていた時には海の上だった大鳥居が、ちょうど干潮を迎えて潮が引き、すぐそばまで歩いていくことができるようになっていました。これこそが、厳島神社大鳥居の魅力の1つ。世界遺産という社会の分野だけではなく、潮の満ち引きという理科の分野も実体験できる、貴重な場所です。
大鳥居まで歩いていき、下から見上げたり、触ってみたり、子供たちは大興奮!いつかこの日のことを、懐かしく思い出してくれたら、それだけで私は大満足だなと子どもたちの笑顔を見ながら思いました。食・文化・科学、いろいろなものを楽しく体験できる宮島は、広島のなかでも旅育におすすめ。ぜひ、機会があったら訪れてみてください!

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