【中学受験】暗記が苦手な子が克服できる方法

「暗記って、面倒くさい!」「ちゃんと覚えたはずなのに、テストで間違えた…」そんなことを、お子さまが口にしていませんか?

中学受験では、社会や理科を中心に暗記が学習の基礎となる科目も多く、苦手意識を持つお子さんも少なくありません。特に「覚えたつもり」になっているだけで、知識が定着していないケースも多く見られます。

わが家の息子も、暗記が大の苦手。「こんなこと覚えて何になるの?」と反発することもしばしば。でも、効率的な覚え方や、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、暗記への負担がぐんと減り、成績にも変化が見られました。

今回は、暗記が苦手なお子さんでも、無理なく取り組める暗記法をご紹介します。暗記に苦労されているご家庭の、少しでもお役に立てれば嬉しいです!

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「覚えたつもり」に要注意!小テストを活用して記憶を定着

「中学受験の暗記って、一体どう進めていけばいいの?」と悩まれている方も多いと思います。わが家の息子もそうでしたが、暗記が苦手なお子さんほど「もう覚えた!完璧!」と思い込んでいるだけで、実際には知識が定着していないケースが少なくありません。テキストをただ読んだり、ノートに書き写したりするだけの暗記法では、どうしても記憶が曖昧になりがちです。

そこでぜひ取り入れてほしいのは、塾で実施される小テストの活用です。やみくもに広い範囲や漠然と知識を詰め込むのではなく、「次の小テストの範囲はここまで!」といったように、小さなゴールを設定することで、集中して暗記に取り組むことができます。

そして、小テストにきちんと取り組むことで、「できた!」「この暗記の方法、結構良いかも」という達成感や、「漢字が書けなかった」「勘違いして覚えていた」などの課題を明確にし、徐々に記憶力の定着が増していきます。

忘れてほしくないことは、小テストで良い結果が出たら、思いっきりほめてあげること。親御さんの肯定的なリアクションは、お子さまのモチベーションを高めます。「すごいね!」「よく頑張ったじゃん!」といった声掛けは、自信にもつながります。

もし、結果が思わしくない時には、一緒に悔しがるのも◎。心理学の世界では、感情を共有することで、記憶が深く残ると言われています。

親子で前向きな気持ちを共有することは、暗記への苦手意識をやわらげ、学びを応援する大きな力になることでしょう。

▲上手くいった時には、たくさんほめてあげたいですね。
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中学受験の基礎知識

中学受験の暗記は暗記シートでスピードUP

さて、わが家で実際に取り入れていた暗記法の中で、息子が一番基礎としていた方法をご紹介したいと思います。他にもさまざまな工夫がありますが、その方法はまた次の機会にご紹介しますね!

よく見かけるまとめノートの暗記法。見た目にもよくまとめられており、感心する仕上がりのノートもあります。ただこの方法、ノート作りが目的化してしまい、肝心の暗記がおろそかになってしまうケースも少なくありません。「ノートを作るのが面倒くさい…」と感じるお子さんには、あまりオススメしません。

それよりも「暗記シート」を活用した効率的な暗記法は、場所を問わずくり返し暗記ができます。テキストなどで重要な箇所を隠しながら、サクサクとキーワードや重要用語を覚えていくことができます。

コツは、わからない問題に時間をかけないこと。5秒考えても答えが浮かばなければ、すぐに解答を見てしまいましょう。大切なのは、短い時間で何度も覚えるべき情報に触れることです。

また、わが家でまだ暗記学習に慣れていない頃に取り入れて特に効果的だったのが、「クイズ形式」。お子さんが一人で暗記学習をするよりも、親御さんが相手になって要点チェックの質問を、口頭で出題してあげるのです。

親御さんが温かい雰囲気でクイズを出すことで、お子さんはゲーム感覚で楽しく暗記に取り組むことができます。

間違えてしまっても決して責めることはせず、あくまでもクイズというスタンスを貫くことが大切です。「へ~よく覚えてるね!」とほめながら進めることで、お子さんは暗記の苦手意識を持つことなく、むしろ「もっとやりたい!」と意欲的に取り組んでくれるはずです。

1回の学習時間は短くても構いません。「今日はここまで、続きはまた明日ね」というように、少し物足りなさを感じさせつつ毎日続ければ、暗記の学習習慣が身に付くのもポイントです。

親御さんの温かいサポートで、苦手な暗記もきっと克服されると思います。ほんの少しの時間を使って、お子さんと一緒に取り組んでみて下さい。

▲実は息子、高学年になっても親子でのクイズ暗記法を取り入れていました。気分転換になるらしいです(笑)。

バドコ @badoko777

開成中高卒・東京大学理科Ⅰ類に現役合格した、ちょっぴり運動が苦手な息子の母でです。小・中・大学受験を親子で乗り越える中で、数えきれない程の試行錯誤と失敗を経験しました。
そんなリアルな体験談が、少しでも皆様の参考になれば嬉しいです!

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