中学受験を経験した兄や姉がいる場合、弟や妹の志望校選びは、自然と違ったものになります。というのも、兄や姉の経験が、良くも悪くも判断に影響を与えるからです。
親としての本音を言えば、きょうだいが同じ学校に通ってくれると、学校の様子や流れが分かっている分、正直ラクだなと思ってしまいます。しかし、一番大切なのはヒラメ自身の意志であることに変わりはありません。
ちょうど文化祭や学校説明会の時期になったので、数ある中学校の中からどこを志望校候補にするのか、ヒラメと一緒に話し合いながら、情報を集め始めました。
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単なる憧れ…だけじゃない 意外と現実的な「兄と同じ学校」という選択肢
5月に入ると、文化祭や学校説明会など、各学校で中学受験生向けのイベントが始まります。首都圏は学校が多くあり選択肢も豊富ですが、すべての学校を訪れるのは現実的ではありません。そこで、候補を絞るために、私はヒラメと現時点での志望校について話し合いました。
私が最初に「今の時点で行きたい学校はある?」と聞くと、ヒラメは具体的に1つの学校名をあげました。それはウミが通っている私立男子中高一貫校。理由は単純に「ウミが行っているから」とのことでした。
難関校に通い、普段から中学受験の勉強を教えてくれるウミは、ヒラメにとって憧れの存在。そのため、ウミの学校が自然とヒラメの第一志望になったようです。
一見、単なる憧れだけで志望しているように思えますが、私は案外、現実的な選択肢だと思いました。なぜなら、ヒラメは3年間、同じ屋根の下で、ウミが定期試験の勉強や宿題をしている様子を見てきており、学校の実情をある程度理解した上での判断だからです。
また、あくまでも現時点ですが、ヒラメの偏差値がウミの通う学校のレベルに届いていることも現実的な選択肢だと考える理由の1つです。もちろん、偏差値は今後も変動していくとは思いますが、ヒラメの努力次第では十分手が届くのではないかと考えています。
まだまだヒラメには現実味のない志望校選び まずは親の条件でピックアップ
次に、第1志望以外の学校をいくつか選ぶことに。学校選びで重視するポイントをヒラメと話し合ったのですが、まだ現実味がないのか、特に希望はないようでした。
「男子校」へのこだわりもなく、やりたい部活もなし。さらに数年前、最寄り路線が乗り入れを拡大したことで通学範囲が広がり、候補となる学校の数も一気に増えました。地方に比べると選択肢が多く、恵まれていると言えるのですが、今年度は中学3年生のサンゴも高校受験を控えているため、どちらの志望校も考えなければならず、大変だなと思っています。

とりあえず「通学時間がドアtoドアで1時間以内」「塾に通わず大学受験ができる手厚いサポート」(できれば学食あり!お弁当作りが大変なので…)という、私の希望する条件で候補をピックアップしてみました。すると、ヒットしたのは60校!ここから実際に見学する学校を絞るのは、なかなか骨が折れそうです。
中学受験は志望校選びにも親の関与が大きく求められるため、改めて大変さを実感しています。
「もうウミと同じ学校にしようかな」と思う反面、「ヒラメにぴったりの学校がどこかにあるなら、それを見つけてあげたい」とも思うのです。やりたいことをあげれば際限がないため、自分が苦しくならない範囲でサポートしていこうと思います。
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