子供の成長とともに変わる伴走のスタイル

自宅学習で中学受験の勉強を進めているわが家では、毎日の決まったスケジュールはありません。これまでは小学5年生のヒラメと、「今日は何をやる?」「何時から始めようか?」と話しながら、その日の予定を一緒に立ててきました。しかし最近、ヒラメの様子が少しずつ変わりはじめ、そのスタイルに変化が見られるようになってきました。

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ヒラメの本音は…「自分でやる」

1カ月ほど前からでしょうか。「今日は何をやる?」と聞いても、ヒラメの反応が以前より薄くなりました。それまでは「国語は先にやって、次は理科にしようかな」などと前向きに話していたのに、最近は「うーん、まだ決めてない」と言葉を濁す日も。

その様子が気になり、「今までのように声をかけてほしい? 一緒に予定を立てたほうがいい?」と聞いてみたところ、ヒラメの回答は「自分でやるから、もういい」。少し寂しく感じましたが、それが本音なのだと思い、それ以来、予定についてはまったく声をかけず、完全にヒラメに任せることにしました。

▲「自分でやりたい」意思を尊重。

ただし、ヒラメがテキストを開いて問題を解いている姿を見かけたときには、「丸つけしようか?」「一緒にやろうか?」と、必要に応じて声をかけるようにしています。スケジュール管理は本人に任せつつ、必要な場面ではサポートできるように、距離感を意識しているところです。

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勉強時間よりも、勉強に対してポジティブな気持ちで取り組める進め方を優先

今までのように、私が声をかけていたほうが、ヒラメの勉強時間は長くなると思います。ヒラメが「やりたくない」と思っているときにも、机に向かわせ力が働くからです。予定を一緒に立てていた頃は、やるべきことをリスト化して、淡々とこなしていく日もありました。でも今の私は、勉強時間の長さよりも「ヒラメの中に、勉強に対して嫌な気持ちを残さないこと」を大切したいと思っています。

▲勉強量が少なくなっても、楽しい気持ちが根底にある進め方を大切にしたい。

もし今のスタイルで進めた結果、勉強時間が足りずに不合格になってしまっても、それはそれでいいと思っています。ヒラメが「自分で決めた」「自分でやってみた」という経験は、何よりも大きな財産になるはずだからです。

「あのとき声をかけていたら…」と後悔する日が来るかもしれません。でもそれも含めて、今はヒラメの“やる気の波”に寄り添いながら、信じて任せてみようと思います。

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高1長男ウミ、中3長女サンゴ、小5次男ヒラメ3きょうだいの母。ヒラメは現在、大手塾の通信教材を利用して自宅学習で中学受験の勉強中。2022年に中学受験を終了したウミは、完全塾なしで偏差値60半ばの中高一貫進学校へ。中学受験を断固拒否したサンゴは、地元の公立中に進学。中学受験生ママ2度目ではあるものの、通信教材というウミとは異なる進め方にとまどう日々です。

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