夏休みは、日頃の学びを深める絶好のチャンス。受験生にとっては夏期講習が本格化する時期ですが、まだ受験まで時間のある低～中学年のお子さんにとっては、「学ぶ楽しさ」や「未来の目標」に触れる絶好の機会です。
今回は、自由研究のヒントにもなる、小学生向けの知的好奇心を刺激する夏のイベントをご紹介。わが家の息子も、小2の夏に東大の科学のイベントに参加させていただき、直接東大の先生や学生さんにお話を聞く機会に恵まれ、「もっと知りたい！」という気持ちが芽生えました。
この夏の1日が、未来の扉を開くきっかけになるかもしれません。
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「自然に学ぶみんなの学校in東大」――五感で学ぶ、夏休みの特別授業
もし、今、息子が小学生だったなら…間違いなく申し込んでいるイベントです。
東京大学で2025年8月19日・20日に開催される、小学生向けの体験型イベント「自然に学ぶ みんなの学校in東大」です。
鉱物や隕石、昆虫標本を実際に手に取りながら観察したり、顕微鏡でミクロの世界をのぞいたり。さらに光る石の観察など、知的好奇心をくすぐる実験や展示が盛りだくさん。
各回20名の少人数制で、東京大学の先生方が丁寧に指導してくださるため、低学年のお子さんでも安心して参加できます。もちろん、親子での参加もＯＫで、参加費は無料とのこと。
夏休みの自由研究の題材にも最適で、「科学っておもしろい！」「もっと知りたい！」という気持ちが芽生えるきっかけにもなります。
高学年向け 自由研究に最適なワークショップ
東京大学文学部では、小学校4年生以上を対象に、お子さまと保護者の体験型ワークショップを2025年7月26日に開催予定です。
最新の「メガネ型アイトラッカー」と「NIRS」という先端機器を活用し、マンガを音読する際の、視線の動きや脳の活動状態を可視化する、まさに日常生活では体験できない貴重な実験が待っています。
このワークショップは、定員8名の少人数制で実施され、保護者の方もお子さまのそばで見守れます。お子さまの「学ぶって楽しい！」という輝く表情も間近で見られる貴重な機会です。夏休みの自由研究にも最適で、面白いテーマではないかと思います。
専用の参加フォームからの申し込みになりますが、締切日は記載されていませんので、ご興味がある方は早めにご確認されることをオススメします。
社会の仕組みを体感できる、こども霞が関デー
「社会ってどういう仕組みで動いているの？」
「財務省で働いている人って一体どんな仕事をしているの？」
そんな疑問に答えてくれる、こども霞が関デー。
2025年8月6日・7日の2日間、文部科学省をはじめ、各府省庁が連携し、子どもたちに向けた見学や体験プログラムを設けてくれる貴重なイベントです。
普段は少し敷居の高い霞が関ですが、この2日間はまるで「子どもの社会科博物館」のようです。省内の施設を見学したり、職員の方々の仕事に触れたりと、親子で楽しみながら社会の仕組みを学べます。
わが家も何度か参加させていただきましたが、子どもが興味を持った省庁で長時間見学してしまったがために、他の省を回れなかったという、忘れられない出来事もありました。職員の方とのやりとりや展示物が心に残り、「社会って面白い」と感じるきっかけになったようです。
事前申し込みが必要なプログラムもあるため、気になる省庁の公式サイトをチェックしてください。（6月下旬から公表予定）
夏休みは、学ぶ楽しさや未来への興味を育てる絶好のチャンス。今回ご紹介した体験イベントは、自由研究にもぴったりです。机の上だけでなく、実際に体験したことは心に残ります。この夏が、未来への一歩になりますように。
開成中・高出身、現役東京大学理科一類合格の運動神経がちょっぴり鈍い長男の母です。小学校・中学校・大学受験をともに歩んで来ました。たくさんの失敗や経験談が、少しでも皆様のお役に立てば嬉しいです。
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