夏休みは、お子さまの「なぜ?」「どうして?」という好奇心を大きく伸ばせる絶好のチャンスです。実際に見て、触れて体験できる科学館の学びは、理系分野の興味感心をひくきっかけとなるでしょう。
わが家の息子も、幼い頃から科学分野はとても興味があったようで、時間ができるとよく科学館などを調べては連れて行ったことを、今でも懐かしく思い出します。そんな息子も今では東京大学で、科学分野の研究をしています。小学校の頃によく一緒に足を運んだ科学館が、もしかすると息子の学びの基盤を築いてくれたのかもしれませんね。
今回は、中学受験でも頻出する科学分野を楽しく学べて、夏休みの自由研究にも活用できる、おすすめの科学館を3つご紹介いたします。いずれもリーズナブルな料金で充実した体験ができ、ご家族の思い出作りにも最適です。この夏は、お子さまと一緒に「本物との出会い」を通して、学ぶ楽しさを分かち合ってみませんか。
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筑波で宇宙と地球を学ぶ!地図と測量の科学館×JAXA筑波宇宙センター
茨城県つくば市にある「地図と測量の科学館」は、国土地理院が運営する無料の見学施設です。地形図の見方や測量技術など、中学受験の社会科で頻出される「地図」について、実際に触れながら楽しく学べるのが魅力です。
息子が学校で地図の学習をした際、理解を深めるために一緒に訪れたのですが、実際の測量機器に触れる体験に目を輝かせていました。
「つくばSTEAMコンパス」は、こどもたちが好奇心を起点に モノゴトを探究していくことを支援するプラットフォームです。…
そして、こちらから少し足を伸ばしてある「JAXA筑波宇宙センター」。展示館「スペースドーム」では、実物大の人工衛星やロケットエンジンを間近で見学でき、宇宙への憧れが一気に膨らみます。さらに事前予約制の見学ツアーに参加すれば、宇宙飛行士の訓練施設なども見ることができます。
2つの施設を1日で巡ることで、「地球」から「宇宙」へとつながる壮大な学びを体験できる、まさに理系ゴールデンルートです。

最先端技術に触れる「日本科学未来館」
東京・お台場にある、言わずと知れた「日本科学未来館」。
現在から未来へと続く科学技術の世界を、見て・触れて・考えながら体験できるミュージアムです。地球環境、人工知能、生命科学など、現代社会と密接にかかわる科学技術をわかりやすく紹介しており、中学受験の学びにも一役買うことと思います。
わが家では、息子が幼稚園のころから、数えきれないほどこちらの科学館に足を運びました。そのつど、違うイベントや企画展が開催されており、何度訪れても新しい発見があり、息子を飽きさせることがありませんでした。
人気のアンドロイドやロボットの展示もあり、テクノロジーの進歩を肌で感じることができます。また、シンボル展示の「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」は、直径6メートルの球体ディスプレイに映し出される美しい地球の姿を見るたびに、親子で感動したのを鮮明に覚えています。
新橋からゆりかもめで13分、りんかい線国際展示場駅からも徒歩5分と、都心からのアクセスも抜群。一日じっくりと過ごせる充実した内容で、ご家族での夏の思い出作りにもピッタリです。
今、振り返ってみると、息子と過ごした科学館での時間は、単なる「お出かけ」以上の価値がありました。「なぜこうなるの?」と目を輝かせる姿を見ていると、知識を詰め込むことより、「学ぶって、楽しい!」「こういうことを勉強(研究)したい!」という気持ちを育むことの大切さを実感したものです。
この夏休み、ぜひお子さまと一緒に科学館を訪れてみてください。
そこで出会う「本物」が、お子さんも未来への扉を開く鍵になるかもしれません。

開成中高卒・東京大学理科Ⅰ類に現役合格した、ちょっぴり運動が苦手な息子の母です。小・中・大学受験を親子で乗り越える中で、数えきれない程の試行錯誤と失敗を経験しました。そんなリアルな体験談が、少しでも皆様の参考になれば嬉しいです!
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