5月の運動会も無事開催され、今年度はコロナにさほど翻弄されることもなく、順調に学校生活が送れています。翻弄されているのは、受験生活の方。ほぼ毎月行われるテストの対策を、直前にはエンジンかけて頑張るのですが、それが終わると、とたんに1、2週間だらけてしまうといった具合。
そんなことを繰り返しているうちに、もう5年生も2ヶ月が過ぎてしまいました。1年の六分の一です!それなのに、まだまだ受験生活に乗りきれていない自分がいます。どうしてなのか。このブログを書きながら、自分なりに分析してみようと思います。
■中学受験は親のモチベーションも大事!?
このブログをスタートして間ない頃の記事で、私自身、自分のことを“受験体質”としていました。親子で大きな壁を乗り越えること、何より受験のための勉強やそれに向けて頑張った日々が必ず、将来子ども自身のためになると思っているので、中学受験をすることには何の迷いもなく、今でもその気持ちに変わりはありません。
しかし、近頃の私は心の中がさほど受験のことで満たされておらず、どちらかというと自分の趣味や楽しみが優先。時には息抜きと称して、プリンも巻き込んで一緒に楽しんでしまうこともしばしば。そんな今の私は決して“受験体質”とは言えません。
もしかすると、受験生の母としてはそのくらいの方が良い、と思ってくださる方も多いかもしれません。でも、私としては、それではダメだと思っています。常に学習進度をチェックし、成績を分析し、同時に志望校の説明会や情報収集にも精を出す。少しやり過ぎかな?というくらい四六時中受験のことを考え、頭の中はそのことでいっぱい。
何だか、あまり良くないイメージかもしれませんが、我が家の場合はそれが私の理想とする役割なのです。それをちゃんと果たせていないという自覚があります。
子どものタイプにもよるかもしれません。自らの意思で受験に突き進めているお子さんには、親としてそこまでじゃなくても良いのかもしれません。
しかし、我が家のプリンの場合は、まだまだ自主的に学習に取り組めている状態ではないので、親の導きが本当に重要になってくるのです。そして、受験生活を送っているお子さんたちは、ほとんどが同じようなタイプではないかと思います。だから、親のモチベーションが割とダイレクトに子どもの成績に反映されているような気がします。あくまで、私がいろんなママ友から話を聞く中で、感じている事です。親が受験に対して、モチベーションをしっかり保っているお子さんはやはり優秀です。
■子どもを変える前に自分を変える
日頃から子どもには「自覚を持ちなさい」「ダラダラしちゃだめ!」と叱咤することも多く、どうしたらこの子はもっと頑張ってくれるのか、「頑張ろう!」という気持ちを持ってくれるのか・・・とモヤモヤしながら過ごしています。しかし、こうやって我が家の受験生活を見つめることで、今必要なのは、私自身がもう一歩踏み込んでいくことだとわかってきました。
多くの子どもは、親から勉強に干渉されることはあまり望んでいませんよね。でも、干渉されないと、それはそれで不安になったり、手を抜いたりしてしまいます。プリンはまさにそのタイプ。私が少しでも他のことに気を取られて、管理を怠ると、勉強はただ“表面的にやっているだけ”状態。テスト前になるとどれだけ内容を理解していたかの確認ができるので、それがよくわかるのです。
受験生の親はあまり熱心になり過ぎない方が良い、本人の自覚に任せる、というのが世の中の一般論かと思います。しかし、現実はやはりそうとは言い切れないのではないかと思っています。
塾の保護者会などでも、先生方は「ここまではしっかりやっておくこと。」、「最低限、ここは理解させておいてください。」とサラッとお話されるのです。さらに他の塾では「もう5、6年生の2年間は旅行などしない」、「引っ越しや車の買い替えなど、生活環境が変わることは避けるように!」とかなり徹底した生活をするよう求められます。そのくらいの気持ちで親も覚悟を持って、受験生活を送ることが必要なのかもしれません。
イマイチ、やる気がなさそうな子どもを責めるのではなく、今変わるべきは、私自身。ここから少しでも目標に近づき、本当に結果に結びつけたいなら、後ろ向きな気持ちではなく、私がもっと髪振り乱して(言い方悪いですが)、日々の学習面、情報収集に熱を注ぐことに前向きになりたい、と感じています。
中学受験ママライター トコトコ
2人の娘を育てる母。長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。一方、次女のプリンは公立小学校生活をのびのび満喫中の5年生。2年後に控えた中学校受験に向けていよいよエンジン全開!大手S塾に通いながらドタバタの日々を送っています。
続きを読みたい方はここをブックマーク!過去記事から最新記事まで一挙公開中です!