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中学受験では、第一志望校は持ち偏差値よりも高い学校を受験するのが一般的です。ウミの場合も、第一志望校は持ち偏差値より10近く高い学校でした。
合格後、頭をよぎったのは、「授業についてけるだろうか?」という不安。受験生のいるご家庭では、わが家と同じような不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、「ギリギリ合格した場合、学校についていけるのか?」という不安について、ウミの例を紹介したいと思います。
ギリギリ合格とは?
私の住んでいる神奈川県に限った話ですが、入試結果(各自の得点や順位)を公表している中学校はほとんどないと思います。少なくともウミが受けた4校は、どれも開示されませんでした。もしかしたら希望すれば、個別に対応してくれる学校もあるのかもしれませんが、基本的には、分からない学校が多いのではないかと思います。
その上で、「ギリギリ合格とは何か?」を考えます。明確な定義はなく、人によって意見が分かれるところですが、1つ考えられるのは、「合格可能性の低い学校(チャレンジ校)に合格すること」です。
合格可能性を計る具体的な指標は、偏差値・模試の判定・過去問の得点。この3つが志望校より低ければ低いほどチャレンジ校になり、そのような学校に合格すれば、ギリギリ合格と言えると思います。
ウミの場合、合格した第1志望の学校の3つの指標は次のとおりでした。
偏差値:持ち偏差値+8
模試の判定:20~60%(直前の12月は25%)
過去問の得点:合格最低点を超えたのは10回中5回
この数値を見ると、偏差値も模試の判定も「合格は難しいかも…」というレベルだったので、ウミの場合は「ギリギリ合格」と言えるかもしれません。第1志望は小4からずっと思い続けた希望校だったので、合格の可能性がどんなに低くても受験する予定でしたが、そうでなかったら受験は止めていたかも…。
合格後の成績は?入学時の成績より大切なこと
入学後、ウミは、日々の授業と課題に問題なく取り組んでいました。1人で抱え込まないようにと思い、「分からないところや困ったことがあったら、先生やママ達に聞いてね」と、たまに声をかけていましたが、英語以外は質問されたことはありませんでした。
中間テストと期末テストの順位は
上位30~40%くらい。通知表の評定もクラス内で順位が出るのですが、10以内に入っていました。まだ小学校の延長のような時期なので、「これならもう大丈夫!」と断言できませんが、とりあえずはホッと一息つくことができました。「もっと上位の成績をキープしなくては!」と考えるご家庭もあるかもしれませんが、ウミの場合はこれで十分だと思っています。
本やネットなどのメディアで調べてみると
「入学時と卒業時の成績の相関関係はあまりない」というのが大半です。ただ、ある時期(私の読んだ記事では中1終了時)からの定期テストの成績とは相関関係がみられるようになるそう。つまり、大切なのは、入学後の定期テストで、どうがんばって成績を維持していくかということです。ウミの話によると、真面目に勉強に取り組む生徒がいる一方、既にやる気のない生徒もいるのだとか。
まとめると
ウミを見ている限りでは、入試に合格する力があるのであれば、その後の学校生活で勉強についていけるかは、子供本人の取り組み次第というのが私の感想です。もし、偏差値等が厳しくても、熱望している学校があるのであれば、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
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