8月も下旬に差し掛かり、夏期講習もほぼゴールが見えてきた頃ではないでしょうか?
今年の夏は格別暑かったので、お子さんの体調管理も大変だったと思います。
そして、そんな皆さんに、秋以降に思うように結果が出ず、成績が伸び悩んだ模試について、我が家の経験を交えてお話したいと思います。
少しでも参考になったら嬉しいです。
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秋以降にやってくる模試地獄について
この時期、いよいよ志望校別模試や合否判定模試などが始まり、9月以降の週末は、模試でスケジュールが埋まってきます。
我が家では、夏期講習終了後の模試では、そこそこの点数をたたき出し、最上位クラスへ入ることができました。
が、それ以降の模試では思うように得点を挙げることが出来ず、親子共々とても焦りました。
夏期講習後、息子自身、手ごたえのある成績を取れていただけに、晩秋から初冬にかけて、下降線を描いていく成績に、本人も自信を無くし、親も子も焦りの色が濃く見えていました。
息子の頑張っている様子をそばで見ていただけに、さすがに檄を飛ばすような声掛けもできず、どうしたものかと不安な気持ちが募りました。
でも、ここで親があたふたしてしまったら、せっかく今まで積み重ねてきた息子の努力が無駄になると考えた私たちは、つとめて冷静に、息子の成績内容や、学習方法等について振り返ってみることにしました。
模試で思うような結果がでない理由
模試の結果を丁寧に分析してみると、
- 出題範囲が決まった模試では点数は取れるが、初見の問題ではなかなか点数が取れない
→アウトプットが不十分 - 合否判定模試のような大多数を対象とする模試でも今一つの偏差値
→ケアレスミスが致命傷になっている
このような問題点が浮き彫りになりました。
模試で思うような結果が出ない理由①:初見の問題の点数が取れない
先ず①のアウトプットが上手くできていないという点について。
ここで焦って、ただやみくもにたくさんの問題を解くのは得策ではありません。そうではなく、塾のテキストを丁寧に解くことを心がけました。
また、志望校別講習や直前講習などのテキストはとても重要なので、その問題をコピーしてルーズリーフにまとめて、くり返しくり返し解いていきました。
すぐには効果は出ません。
が、これを入試直前まで続けることで、それまでインプットした知識を頭の中で整理することができます。そうするうちに、初見の問題に対しても、「この問題はこの手法を使って解いていこう」という道筋が見えてきたようでした。
秋に初見の問題が思うように解けなくても、諦めずにコツコツ問題のインプットをしていって下さい。
時期が来れば、必ず解けるようになります。
模試で思うような結果が出ない理由②:ケアレスミスが致命傷
ケアレスミスについては、どこのご家庭も悩まれる問題ではないかと思います。
頭ごなしに「どうしてこんなミスをするの?」と言いたくなる気持ちをなんとかおさえ、「人間はミスをしてしまう生き物だ」と、ある意味割り切った話を息子としたこともあります。
でも、ケアレスミスの裏側に隠されている、「本当は理解できていない」あやふやな問題は、実はケアレスミスではありません。
理解が不十分だから、肝心なところでミスをするのです。ですからそこを丁寧に紐解き、理解するよう努力しました。
別に、もう1つ工夫をしたこと
ここで、実践的なケアレスミス対策を、算数のよくある問題形式でご紹介します。
(大問①②が基礎的な問題という試験の場合)
まず問題を解き始める前に、パーッとテスト全体の問題を確認し、時間配分をざっくりと決めます。
そうしてから、その時間配分に沿って問題を解いていきます。
テスト全体の問題を解き進め、試験時間が残り10分になったところで、大問①②をもう一度確かめに戻り、解き間違えがないかを確認します。
こうすることで、だいたいのテストでは大問①②の基礎問題でのケアレスミスはなくなりました。
もちろん、計算式は、数字を見間違えたりしないよう、わかりやすい文字で書くこと、ひっ算は縦に揃えて解くことなどという対策は必須です。
日頃の計算トレーニングでは方眼形式のノートを使うと、自然と数字を揃える癖が身に付くのでおすすめです。
算数以外の教科については、時間配分をするというのは同様ですが、問題文に条件指定がある場合も多いので、必ず問題文を最後まできちんと読んで、条件指定の部分には下線部を引いたりと、注意喚起を怠らないようにしました。
合否判定模試などは、ケアレスミスが命取りのテストだとさんざん叩き込まれました。
志望校別模試は、現在の自分の立ち位置がわかる大事なテストです。
間違えた問題は必ず解き直して自分のものにして下さい。
特に志望校別模試では、類似問題が実際の入試で出題されたという話もよく聞きます。
1つ1つの模試を大事にして、間違えたところは入試までに解ければいいと割り切って、一歩ずつ。
親は結果だけに一喜一憂せず、冷静な気持ちで見守ることが大切です。
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