【保護者必見】秋以降の模試地獄を最大限に活用する方法②

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前回のブログでは、お子さんの立場から、模試を活用する方法について触れました。しかし模試は、お子さんの立ち位置を知るためだけのものではないのです。

  • 保護者の方が、入試当日にお子さんにどのような声かけをし、試験会場へ送り出したらいいのか。
  • 入試前日の食事、当日の朝食は?

細かいことのようですが、こうしたことは、案外メンタルに影響する重要なことです。これらのことを知るには、秋以降の模試を活用するのが最適です。

そこで今回は、親の立場からの模試活用法を、我が家の失敗談を交えながら、お話していきたいと思います。

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試験でベストを出すためのメンタル

経験のある方は、その独特の雰囲気がおわかりになると思いますが、入試当日というのは、親も子も大変緊張します。

親が緊張していると、子どもも必要以上に緊張してしまいます。どうすれば、緊張を最小限に留められるのか…。

我が家では、「普段通り」を徹底しました。

 

これは、失敗談なのですが、頑張っている息子にスタミナを付けさせようと、模試前日にステーキを食べさせたことがあります。

普段は何でもないのですが、息子(まめ)は模試に緊張していたせいか、食後、体調を崩してしまいました。ステーキは、あまりに重すぎたのでしょうか…。

そして以後、その失敗を踏まえて、大事な日の前は、張り切って「特別なもの」を食べさせないようにしました。

ルーティンを作り、取り入れる

さて、ではどのようにしたら緊張せず、「普段通り」に試験に行けるようになったのか。

それは、過去に受けた模試での経験を参考に、息子のルーティンを生み出すことでした。

「こんなことをしたら、思うような点数が取れた!」

とか、

「これを食べた時には、なぜか落ち着いて試験が受けられた」

という経験から、試験前に決まってやるべきルーティンを作りました。

そして、そのルーティンを自然に試験前に取り入れたのです。

例えば、

  • 「朝食には、温かく好物のお雑煮を食べる」
  • 「試験で使う筆記用具は、鉛筆」
  • 「試験の合間にリラックスするためのチョコレートを持っていく」

などです。

こうしたルーティンを通じて、リラックスして、普段通りの状態で試験に挑むことが、できるようになったのです。

ですから、これからの模試の時に、良い状態でいられた時はどんな時だったのか、逆にあまり良くなかった時はどんな状況だったのか、親が、お子さんの様子を冷静に見てあげられると良いですね。

▲チョコレートを食べると、気分転換になったそうです
中学受験 模試 メンタル 入試 入試当日 声かけ 緊張
中学受験 模試 メンタル 入試 入試当日 声かけ 緊張

備えあれば憂いなし 入試に向けての親の準備

5年生までは、塾で行われる模試がほとんどだったと思いますが、6年生の秋以降は、実際の中学校の校舎で行われる模試も多いことと思います。

受験校があればもちろんのこと、ない場合でも実際の中学校で模試を受けることに大きな意味があります。

お子さんにとって、塾や小学校とは違う、中学校独特の空気に触れて事前に慣れておくことは、本番であがらないために大事なことだと思います。

受験校での模試がなくても、受験する学校と同じ路線、同じ距離感のところ、同じような地域の学校がおすすめです。

保護者の方は、

  • その模試に行くためにどのくらいの時間がかかるのか
  • 逆算して起床時間や前日の就寝時間、夕食や朝食のタイミングはどうするべきなのか
  • さらに送り出す時や(うちの場合はシンプルに「頑張ってね!」でした)・試験が終わった時の声掛けは何がいいのか
  • 万が一子どもが落ち込んで帰ってきた時に親はどう対応するか

など、細部に渡り注意深くシミュレーションしていきたいところです。

時期的に降雪の可能性も

また、多くの入試日が集中する2月前後は降雪の可能性があります。

我が家では、秋の段階で、不測の事態が起きても試験会場に行けるよう、受験校に徒歩で行ける場所にある宿泊施設の予約をしておきました。

模試が受験校もしくは受験校のそばで行われるのであれば、ホテルやコンビニ、トイレの場所なども、事前に確認しておくと安心ですね。

受験当日のこの日のために、精一杯頑張ってこられたお子さんの努力を無にしたくない。

心配しすぎと思われるかもしれませんが、備えあれば憂いなしです。

▲元気に送り出してあげたいですね

保護者の方も、お子さんの伴走にお忙しいと思いますので、模試の時間を上手に使って、各ご家庭なりの準備を是非してみて下さい。

御三家中高一貫男子校出身、現役東京大学理科一類合格の運動神経がちょっぴり鈍い長男(まめ)と、のんびり屋の長女(そら)の母。幼・小・中・大と伴走してきました。たくさんの失敗や経験談を少しでも皆様のお役に立てればと思っています。

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