文化祭シーズン。
今年はコロナの感染拡大防止にも配慮しつつ、ほとんどの学校で例年通り開催されているようです。
ただ、受験を考える小学生や保護者といった一般の人にも公開している学校はまだそれほど多くありません。
そんな中、神奈川女子中学校の御三家のひとつ、フェリス女学院中学校の文化祭は、事前申し込み制ではありますが、受験生も参加できるということでプリンと行ってきました。
学校説明会にもいろいろ参加し、少しずつ目指したい学校が見えてきました。
それに合わせるかのようにプリンの通う塾で初めての「志望校判定テスト」。
いよいよ受験もそういう時期に入ってきたんだと実感させられます。
今回はその結果も踏まえて、志望校をどう決めていくのか、我が家の迷走ぶりをお伝えします。
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受験生活初の文化祭見学
フェリス女学院と言えば、横浜山手にあり洗練されたキリスト教のお嬢様学校というイメージ。
ですが、学力も非常に高く、毎年超難関大学に多くの生徒が進学しており、今も昔も女子受験生のあこがれの学校です。
各校の「文化祭」は、そんなあこがれの学校の門をくぐることができる上に、実際に在校生が活動する様子を間近で見られるのですから、小学生にとってはある意味説明会よりもわかりやすい大切な機会です。
私もプリンも申し込んだ日からずっとこの日を楽しみにしていました。
11月初旬、プリンにとっても初めての中学校文化祭見学。
洋服はあまりカジュアルになりすぎず、それでいて多少動きやすい黒のキュロットスカートに緑のチェックのシャツ、足元は黒のスニーカーというスタイル。体育館用の上履きは持参しました。
事前にプリントアウトした申し込み票を受付で提示し、パンフレットを受け取って入場。
パンフレットには会場レイアウトや展示、活動紹介、ステージ情報などとても分かりやすくまとめられていました。
2022年フェリス祭のテーマは「博学多彩」。
~何事にも関心を持ち、ひたむきに学業、部活動に励む日々の努力が発表の場で発揮されるよう、そして一人一人の個性が輝き、彩り豊かな文化祭になるように~
との願いが込められています。
コロナ渦で何年もの間、思うように活動できなかった子どもたちにとってこれは切実な願いなのだと感じました。
そして、「フェリス祭」はその言葉通り、実に、彩り豊かなものでした。
生き生きと活動する生徒たちの姿に感激!
文化祭見学にワクワクしていたものの、コロナ渦の制約などもあり、正直、お祭り的な盛り上がりにはあまり期待していませんでした。
しかし、入場者数は午前、午後に分けて制限し、検温、消毒など感染予防対策も万全。
その上で、在校生はのびのびと発表の場を楽しみ、来場者もしっかりと楽しめるように工夫されていました。
また私が感心したのは、“うるさくない”盛り上がりでした。
文化祭などお祭り騒ぎになる時、特に一般者が多くその場にいる状況下では、呼び込みや宣伝、注意喚起などの大声が飛び交い、それもまた賑わいのひとつになるものですが、「フェリス祭」には一切それがなかったのです。
ある程度、人が集まり、中には順番待ちの列ができる場面もありましたが、在校生が静かに丁寧に誘導し、来場者もマナー良くそれに従うので、全体的に上品で心地よい空気が流れ、
さすが「フェリス」と感じる雰囲気がありました。
そして、小学生も参加できるイベントが多数あり、子どもたちは「クイズ研究会」で実際に解答者になったり、かるた部では競技に参加したりして、とても楽しんでいました。
ハイキング部では2年ぶりに夏の合宿が行われ、八ヶ岳の蓼科山や北横岳での2泊3日の登山を楽しむ様子が素敵な映像で紹介されました。
生徒たちが生き生きと活動を楽しんでいる様子が見られて、なんだか彼らの親になったようなうれしい心境にも・・・。
コロナで失った日々を今、子どもたちが精いっぱい取り戻そうとしている様子を感じ、志望校の見学という意味合い以上に、心に響いた文化祭見学。
親子共々、半日たっぷり楽しむことができました。
そして、数年後にはプリンもどこかの学校でこんな日々を過ごしてくれたら・・と願わずにはいられませんでした。
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2人の娘を育てる母。長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。一方、次女のプリンは公立小学校生活をのびのび満喫中の5年生。2年後に控えた中学校受験に向けていよいよエンジン全開!大手S塾に通いながらドタバタの日々を送っています。