いよいよ受験シーズンスタート!
1月入試はすでに終わっているところも多く、ふと、訪れた神社の参道にはほころび始めた梅の花。合格祈願の絵馬も。本当に受験が1年後に迫ってきたんだなと実感します。
私自身、趣味で神社巡りをしているので、
今回は東京で人気の高い合格祈願の神社について書きたいと思います。
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合格祈願なら天神様へ。
合格祈願、学業の神様と言えば「菅原道真公」をお祀りしている天満宮。菅原道真公は幼いころから大変頭が良く、書家、歌人としてもすぐれた才能を持っていたことから、“学問の神様”として崇められています。九州太宰府天満宮は全国にある天満宮の総本宮。できることなら太宰府まで行って拝みたいところですが、それは容易ではありません。
でも大丈夫!天満宮は全国におよそ12000社あると言われており、東京にも多くの天満宮があります。
中でも有名なのは「湯島天満宮」「亀戸天神社」「谷保天満宮」。この三社は関東三大天満宮と言われており、東京で合格祈願と言えば、この三社のいずれかを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
「湯島天満宮」(東京メトロ千代田線 湯島駅から徒歩2分)
ご創建は458年と伝えられる古社。参拝者数も多く、お正月の合格祈願の参拝者数は三が日だけで35万人。年末に私が訪れた時には、学校単位で学生の団体さんが列をなしてお参りされていました。「入試突破」のはちまきや、励ましの言葉が刻まれている「学業成就鉛筆」などが人気。境内には梅園も。
「亀戸天神社」(JR総武線 亀戸駅から徒歩15分)
ご創建は1645年。本宮である太宰府天満宮に対して、東の太府として「東宰府天満宮」と称され、徳川幕府からも手厚く庇護されました。境内は太宰府天満宮に模して作られ、三つの太鼓橋を渡ることで心が清められ、ご神殿へと進んでいくようになっています。五歳の頃に読まれた紅梅の句碑と共に、道真公の像が立っています。
「藤の花」が有名で毎年春には「藤まつり」が催されます。
「谷保天満宮」(JR南部線 谷保駅から徒歩3分)
東京都国立市谷保にある谷保天満宮公式ホームページ。学問の神、菅原道真公を御祭神にしております。合格祈願、学業成就、厄除け…
ご創建は903年、東日本最古の天満宮。(湯島天満宮の方がご創建自体は古いが、天満宮となったのは1355年)。菅原道真公の第三子道武氏によって創建されました。鳥居からご本殿に向かって下っていく珍しい「下り宮」。境内には「常盤の清水」と言われる、今まで枯れたことがない湧水のパワースポットがあります。
合格祈願の授与品では鉛筆、お札、絵馬などがセットになった「学業絵馬セット」が人気。参道横には1000坪の敷地に350本の梅が植えられている梅園があり、1月下旬に見ごろを迎えます。
なぜ天満宮には梅と牛?
菅原道真公がご祭神の「天神さま」と「天満宮」には必ずと言っていいほど、梅の花と牛の像があります。
その謂れには道真公の為人を示す様々な逸話があります。
梅の花が大好きだった
道真公は梅の花が大好きで自宅の庭にも植えられていました。5歳の頃、庭の梅の木を見て
「美しや 紅の色なる梅の花 あこが顔にもつけたくぞある」
と詠んだといわれています。また、太宰府に左遷される時に詠った最も有名な歌がこちら。
「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
道真を慕っていた梅の花は、一夜のうちに道真の下へと飛んで行ったという「飛梅伝説」があるほど。このようなことから、天神さまには梅の木が植えられていることが多いのです。
牛が大好きだった
天満宮に多くみられる牛の像。「撫で牛」とも呼ばれ、自分の体の悪い部分を撫でたあと、牛の像の同じ部分を撫でると、体の悪い部分が良くなるとされています。
菅原道真公は丑年生まれ。命を狙われた際に、どこからともなく牛が飛び出てきて命を救われ、牛をとても大切に育てていたとされています。遺言には「自分の遺骨は牛に引かせ、牛が立ち止まって動かなくなったところに埋めよ」と残していたと言われています。道真公と牛とは深い関係があったのですね。
今回は関東三大天満宮をご紹介しましたが、天満宮ではなくても合格祈願の参拝やご祈祷はできます。自分にとって心の拠り所となっている神社仏閣にお参りするのが良いでしょう。
また、参拝する時期も、かならずしも受験する年に限らず、時間に余裕があり、気候もよく混雑しないタイミングで行かれるのが良いですね。
やるべきことはすべてやった!
あとは神頼みだけ!
と言えるように、我が家もあと1年、駆け抜けます!
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長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。次女のプリンは公立小学校生活の6年生。いよいよ受験までのカウントダウンが始まり、エンジン全開!大手S塾に通いながらドタバタの日々を送っています。