特色ある活動や施設、勉強、行事、部活についてなど、通っていてこそわかる学校の自慢ポイントを横浜女学院中学校の在校生が教えてくれました。
メンバー
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高2・Kさん
チアリーディングに夢中です!
目指すのはノーミスの演技。
忙しくても充実しています -
高2・Sさん
生徒会長として、
自分が貢献できることは何か。
いつも意識しています。
ハプニング続きの県大会を
チームワークで乗り超えた
高校2年生のKさんが打ち込んでいるのは、チアリーディング。
所属するチアリーディング部は、2022年の1月に高校生の日本選手権大会で全国6位に輝いた強豪です。
「難しい技がやっとできるようになった瞬間や、地域のイベントでお客さんが湧いたときにやりがいを感じます」と目を輝かせます。
全員で97名いる部員の中で16名の出場チームに入るのは超難関。
激しい競争を勝ち抜くため、練習の動画を撮って見返したり、なかなかできない技をどうしたらできるようになるのか、コーチに個人的に聞いたりして努力を重ねました。
転機が訪れたのは、昨年の県大会。Aチームにいる先輩が県大会の前日にけがをしたため、BチームにいたKさんが抜てきされました。
急遽、前日にプログラムを覚えての演技でしたが、なんと優勝! Kさんも晴れてAチームに入れたのでした。
しかし、ハプニングは続きます。1週間後の全国大会では前日にまた2人がけがをしてしまい、悔しい思いを経験。その無念を晴らすため、冬の日本選手権大会まで皆で猛練習をして全国6位を勝ち取りました。
「何かあってもやるしかないっていう精神でみんなやっています。精神的にタフになりました」と話します。
悩みは友だちや先生に相談
「アドバイスで気持ちが晴れます」
厳しい体育会系の部活動で、ときには人間関係に悩むこともあるとKさん。
そんなときは先生に相談し、「あの子はそういうつもりじゃないんじゃないかな」などとアドバイスをもらうと、前向きになれるそう。
「先生に話を聞いてもらうと大人の視点から意見をもらえるので、悩まないでいられます」。
横浜女学院の先生は話しやすい方ばかりで、何かあれば助けてくれる「親よりも親みたいな存在」なのだそう。
おしゃべりが楽しい年頃、話すことで周りの人たちとの絆を深めています。
6年間一緒の絆は強い
友だちと話す時間が一番好きと語るKさん。何かあっても、仲間といるとすぐに気持ちが晴れるそう。「中学1年からずっと一緒なので相手のこともよく分かるし、どんどん仲良くなるばかりです!」
最初の友だちは八学会で
「横女伝統の宿泊行事『八学会』に中1で参加したときのことも忘れられません。ハイキングやキャンプファイアーが楽しかった」とKさん。入学当初は親しい子がいなくても、八学会でお互いの距離が縮まって友だちになれるそう
小学生のときに自分の意見を
言えなかった悩みを完全に克服
小学生の頃は自分の意見も言えない子だったというSさん。
当時の悔しさを克服したい思いから、人前で発表をする機会が多い横浜女学院に入学したそうです。
クラスの雰囲気が良く、授業中も友だちが応援してくれたのが励みになり、積極的に発表するよう心がけてきました。
その努力のかいもあって、英語を使ってさまざまな事象について学ぶCLILの授業で「東工大の女子枠を設けることについて」をテーマに学んだ際に、自分の意見を英語で発表。
それが東工大の教授と一部同じ意見だったと聞き、自信がついたそう。「臆せずに意見を言えたのがうれしかった」と話します。
先生がどんなときでも質問に対して親身に答えてくださる環境が、安心して積極的になれる土壌になっていると繰り返し語るSさん。
「自分を内面から変えられたと思います」と、きっぱり言い切りました。
異なる意見が出たら、
それぞれの折衷案を再提案します
先生の勧めで興味をもった生徒会活動は、中3のときに立候補して以来続けていて、現在は生徒会長を務めています。
力を入れているのは、生徒会長として全員をまとめること。
皆が同じ背景をもっているわけではなく、考え方も違うなかで、どうやって全員の意見を反映させ、まとめるのか。
「生徒会は自分の考えをまとめ、自分に何ができるかを考えるESDの授業での学びを実践する場。
実際に会議やイベントを運営する上で、対立する意見をまとめたり、課題を解決したりするなどESDでの学びが役立っています」と、大きなやりがいを感じています。
大人しかったというSさんが生徒会長を務めるまでに成長した背景には、異なる人を受け入れる教育と、安心して挑戦できる横浜女学院の環境があったようです。
先生の競技で
盛り上がる体育祭
先生と生徒の距離が近い横浜女学院では、イベントに先生が登場する機会も多いそう。Sさんが好きなのは体育祭。「生徒が一体になって先生を応援する雰囲気が最高です!」(写真部提供)
制服リサイクル
生徒会で制服のリサイクルを提案しようと企画を考えているSさん。「みんなサイズが小さくなった制服を捨てていることに気が付きました。うまくリサイクルできるよう、提案するつもりです」