ここ数年、男女別学校が共学校へと装いも新たに再スタートする動きが目立ちますが、一方で、2024年の入試を振り返ると、依然として男女別学校人気も継続しているようすが見られます。
男女別学校の中でも、特に女子校は伝統ある学校が多く、母親や、中には祖母も卒業生という家庭も。長きにわたって受け継がれる温かみあふれる校風や面倒見のよさは、女子校共通の魅力ですが、最近では、伝統は大切にしつつ、時代に合った独自の教育を打ち出す学校が目立っています。
これからの不確実な世の中を生き抜くために、自ら考え挑戦する力を育む教育を推進する上で、異性の目を気にすることなく、伸び伸びと学ぶことができる女子校の環境は、大きな後押しとなるようです。
20年以上前から「探究活動」に力を入れる湘南白百合学園中学・高等学校、30年以上前から「人間(自分)とは何か」を探究する「総合科・人間学」を取り入れる玉川聖学院中等部・高等部、研修旅行を通して、答えのない課題と向き合う力を養う神奈川学園中学・高等学校、すべての学問をまんべんなく学ぶため、文理分けをせず、ディスカッションや発表の場の充実に力を入れる日本女子大学附属中学校・高等学校など、どの学校も教育改革が叫ばれる遥か以前から、体験重視の主体的な学びに力を入れてきました。
さらに、時代の変化を見据え、新たなシステムを取り入れる学校も。横浜女学院中学校 高等学校では、「国際教養クラス」と「アカデミークラス」の2クラス制の導入とともに、自分は英語で何ができかを考えるCLILや、SDGsについて学ぶESDなど、新たなプログラムを導入。昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校は、3つのコース(本科コース、グローバル留学コース、スーパーサイエンスコース)制や、同高校に在籍しながら大学科目も履修できるシステムを導入するなど、生徒一人一人の可能性をひろげる環境づくりに積極的に取り組む学校が多いことも特長です。
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