玉川学園中学部・高等部は、「全人教育」の理念を掲げ、6つの価値(真・善・美・聖・健・富)の調和を大切にした教育を実践しています。国内外での体験活動を通して、豊かな人間性を育みます。校長先生に玉川学園中学部・高等部の特色ある取り組みなど注目ポイント伺いました。
自学自律の精神のもとに、
とことん興味を探究する自由研究
日本文化の自由研究。咸宜園でお茶の先生に作法を習います。(玉川学園中学部・高等部)
「探究学習を通して究みのある大人になってほしい」という中西先生。中でも「自由研究」は玉川学園伝統の学びです。
週2時間、興味のあるテーマについてとことん取り組みます。
中1・中2では教科発展型の全17分野から選択。芸術や音楽・スポーツまで幅広いことが特長で、3Dプリンターを使った研究やレーザー加工機による木工製作、咸宜園で行われる茶道、沖縄のサンゴの研究など、充実した施設環境をもつ同校ならではのテーマも。
中3では問いの立て方から情報収集、論文の書き方まで、本格的な探究活動のスキルを学び、高校ではさらに大学での研究や将来の進路を意識した取り組みへとつなげます。
物理の自由研究では、ラグビー部の生徒たちがラグビーボールをどれくらいの角度と力で投げたら最短で目標に到達するかを計算。部活の実践で活かすそう。(玉川学園中学部・高等部)
立体造形(陶芸)の自由研究では、思い思いの作品に取り組みます。(玉川学園中学部・高等部)
社会とのつながりを実感できる
産学連携授業
発表後、優勝、準優勝を決定。優勝は海藻など天然成分由来の食用膜を使った水カプセルをペットボトルの代替品とする提案。(玉川学園中学部・高等部)
実際に学んでいることがどう社会とつながっているかを知ることは「何のために学ぶのか」を考えるきっかけにもなります。
玉川学園では、さまざまな企業に協力していただき、生徒たちが発見した課題について提案、審査をしてもらう、産学連携の「特別コラボ授業」を行っています。
4名ほどのグループでデータを集めたりアンケートをとったりして提案をまとめ、各クラスから代表に選ばれた8グループが、企業の方の前で発表します。
2024年は、中1を対象に「サーモス株式会社にPRしよう」を実施。ペットボトル削減のためのマイボトル活用のアイディアを提案しました。
データを活用した発表も。(玉川学園中学部・高等部)
企業などが認証・契約なしで商品やイベントで利用できるペットボトル削減を訴えたロゴマークの提案が準優勝に。(玉川学園中学部・高等部)
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