玉川聖学院中等部・高等部は、キリスト教教育に基づく3つの教育方針「かけがえのない私の発見」「違いを受け入れる」「使命の発見」を大切にしています。ICT教育や多様な体験学習を通じ、グローバルな視野と自己探求の力を育成しています。曽山 清香 先生に玉川聖学院中等部・高等部の特色ある取り組みなど注目ポイント伺いました。
聖書の教えと人間学の授業を通し
自分自身に課された使命を考える
礼拝が行われる谷口ホール。ステンドグラスに囲まれ、ドイツから取り寄せた本格的なパイプオルガンが設置されています。(玉川聖学院中等部・高等部)
玉川聖学院の朝は礼拝から始まります。プロのオルガニストがパイプオルガンを演奏。讃美歌を歌い、聖書の言葉に耳を傾け、心を落ち着けて1日をスタートします。
1日の最後は、クラスごとの終礼で締めくくられます。当番の生徒が聖書の中から好きな言葉を選び、それに重ねて自分の考えや近況を短く話します。
高1・高2では、キリスト教の世界観から人間そのものを考える「総合科・人間学」の授業があります。自分という存在を問い、人間を問いながら、生きる意味を追求します。
複数の教科の教師と共に学び、考えるこの授業。そのノートは、卒業してからも大切にしている人が多く、人生の指針となる学びの一つです。
終礼はクラスメイトの本音を分かち合う大切な時間です。(玉川聖学院中等部・高等部)
この日は、聖書科教師と美術科教師による人間学の授業。絵本を題材に自分を愛することについて考えを深めました。(玉川聖学院中等部・高等部)
5つのテーマから選択できる
TAPで将来の夢を見つける
高齢者施設での奉仕活動を行うワークキャンプ。夏祭りの準備をし、一緒に楽しみます。(玉川聖学院中等部・高等部)
地球共生、人間社会、サイエンス、芸術・メディア、言語コミュニケーションの5つのテーマに基づき、将来のやりたいことにつながるさまざまな体験プログラムが用意されています。
たとえば、自分のプレゼンテーション力を試す全国英語コンテストの参加、ウガンダ孤児たちとの交流、高齢者と過ごすワークキャンプ、地域の清掃活動、東北被災地でのボランティアキャンプ、収穫体験など。生徒たちは自分の興味あるプログラムを選んで、自主的に参加します。
新しい体験が次の興味を引き出し、体験を重ねていくうちに、自分の可能性や適性も見えてきます。
新潟県の農山村地域を訪れ、自然と農と食、人々の暮らしのつながりを体験します。(玉川聖学院中等部・高等部)
近隣の大学の学生と一緒に、地域の清掃活動を行います。(玉川聖学院中等部・高等部)
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