桐蔭学園中等教育学校は、「自ら考え行動する」力を育むため、「アクティブラーニング」「探究」「キャリア教育」の3つを柱に据え、模擬国連や海外研修など多彩な体験を提供し、生徒の主体性や国際理解を深めています。校長先生に桐蔭学園中等教育学校の特色ある取り組みなど注目ポイント伺いました。
2年生がメンターに!異学年交流で育む「先輩の自覚」
相談相手を交代しながらじっくりと相談。(桐蔭学園中等教育学校)
1年生が2年生の先輩に1対1で相談する「メンター・メンティー」の取り組みは、学期ごとに開催。
「メンター」には、「安心して相談できる頼れる存在」といった意味が込められており、部活と勉強の両立方法や将来のこと、趣味の話など、2年生はさまざまな相談に応えます。
異学年交流の場でもあり、2年生にとっては相談相手の思いをくみ取り、自身の経験をもとにした的確なアドバイスを届ける役割を担うことで、先輩としての自覚が芽生えるきっかけになります。
参加した1年生からは「失敗談や実体験を交えたアドバイスが今後の学校生活に役立ちそう」といった声が聞かれました。
「メンター・メンティー」の取り組みの最後には「ふり返りの時間」を設け、感想や気づきを文章にし、クラス内で意見を共有します。 (桐蔭学園中等教育学校)
1年生は質問したいことがたくさんあるので、あらかじめタブレットに書き出しています。(桐蔭学園中等教育学校)
「プレゼン型三者面談」で「自分のあり方」が明確に
プレゼンテーションを聞いて涙ぐむ保護者も。(桐蔭学園中等教育学校)
5年の学年末には「プレゼン型三者面談」が行われます。教員主導で行われることが多い三者面談とは異なり、生徒が考えた「将来、社会のなかでどうありたいか」を出発点に、そのためには「何を」「どの大学のどの学部で学びたいか」、現在の自分の成績を踏まえての具体的な受験対策などを、担任と保護者にプレゼンテーションします。「ある生徒は、発展途上国の食料不足解消に携わりたいという思いから、大学で国際法について学びたいという進路に結びつきました。学ぶ理由があれば、受験勉強にも主体的に取り組むことができます」と玉田校長。
学習計画を自身で行う自己調整型学習スキルを習得する校外宿泊講習(5年)を志賀高原で開催。目標を明確にし自走できる生徒を育成します。(桐蔭学園中等教育学校)
6年間の多彩な探究活動を通して、「将来の自分のあり方」が明確に。(桐蔭学園中等教育学校)
※校名をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます