2025 昭和女子大学附属 昭和中学校・昭和高等学校の特長ある学び 「SHOWA NEXT」に注目

昭和女子大学附属 昭和中学校・昭和高等学校がある昭和女子大学の構内には、幼稚園から大学院、「The British School in Tokyo SHOWA」や「米国州立テンプル大学ジャパンキャンパス」があり、学校の垣根を越えて交流できる機会に恵まれています。
2026年は、グローバル教育に力を入れてきた学校独自のカリキュラム「SHOWA NEXT」がスタートして10年の節目の年。
カリキュラムの中で、「使える英語」の習得を実践する、海外研修担当の英語教諭、近藤正和先生にお話を伺いました。

昭和女子大附属 昭和中学校・昭和高等学校英語教諭、近藤正和先生

「言葉の習得は、音から入ってモノマネすることから始めることが大事」

昭和女子大附属 昭和中学校・昭和高等学校
英語教諭、近藤正和先生

使える英語=使える言語。口真似から確実に語学を体得

言葉を「文字」から覚える子どもはいません。最初は音をモノマネするんです。
使える英語を身につけさせるためには、“まずは音声から”をモットーに、口真似⇒読む⇒書く、の流れで1つの授業を構成しています。
例えば、新しいテキストは「絵」で説明し、言葉で「音のキャッチボール」を10分程度行い、その後教科書を開く……という流れ。

授業では、目と目を合わせながら音声でのキャッチボールが大半を占めます。
使える英語を身につけるためには「場慣れをする」ということはとても大切で、英語が「使える言語」になるとコミュニケーション力が上がっていきます。

昭和女子大附属 昭和中学校・昭和高等学校ボストン校

昭和女子大学がボストンに設置した海外キャンパス「昭和ボストン」。授業はすべて現地の教員が担当し、少人数クラスで米国大学スタイルの授業が行われています。(昭和女子大学附属 昭和中学校・昭和高等学校)

世界とつながり、社会とつながる独自のグローバル教育

さまざまな英語研修の中でも、最も特徴的なものが2年生(中2)で実施される全員参加のボストン研修です。学園の海外キャンパス「昭和ボストン」に12日間行くことを主軸に、事前準備から研修後のまとめまでを中学3年間かけて行う長期のグローバル体験です。

例えば、Gコース(グローバルコース)の生徒たちは、興味を持った世界的な問題をトピックとして取り上げ、半年かけて英語で事前プレゼン資料を作って研修に臨みます。
現地の高校生に意見をもらい、英語だけで意見を交わします。ジャパンカルチャーでは日本文化交流を行います。
例えば「日本の筝曲に合わせてバレエを踊る」「日本のアニメの吹き替えを英語で行う」「現地の高校生と切り絵、貼り絵を行う」などさまざま。
「研修は楽しかった」で終わらないよう、帰国後は保護者向けに行われる報告会のために、レポートづくりに励みます。

昭和女子大附属 昭和中学校・昭和高等学校の「イングリッシュルーム」

ネイティブスピーカーの教員が常駐している「イングリッシュルーム」。英会話を学んだり、先生方の出身国の話を聞いて留学の参考にしたりすることも。(昭和女子大学附属 昭和中学校・昭和高等学校)

さらにGコースの生徒は、4年生(高1)の8月から5年生(高2)の6月までの10カ月間、カナダに留学します。
ホストファミリーのもとで生活し、生きた英語を学びます。生徒たちは、移民が多いカナダのさまざまな文化が混在する環境で1年近く過ごすことで、日本の文化を遠くから見つめ直したり、本場の異文化交流の方法を学んで帰国。帰国後は英検準1級の取得を目指します。

昭和女子大附属 昭和中学校・昭和高等学校 留学後の英検取得級比較
昭和女子大附属 昭和中学校・昭和高等学校の英検取得級比較

Gコース6年生(高3、2022年)のカナダ留学前後の英検取得級比較。なんと、クラスの約7割が英検準1級以上を取得しています。(昭和女子大学附属 昭和中学校・昭和高等学校)

10カ月の留学経験で「海外留学はそんなにハードルは高くないんだ」と体感した生徒たちは、英語力を生かした仕事に就くために語学力のさらなる上達を目指したり、海外大学進学などの具体的な目標を見出す生徒も少なくありません。
最近では、アイビー・リーグのコーネル大学に合格した生徒もいます。

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