東急大井町線・池上線旗の台駅から徒歩3分。閑静な住宅街に佇む文教大学付属中学校・高等学校は、2027年に創立100周年を迎える伝統校です。
開校から続く教育理念「人間愛」を軸に、世界的に社会貢献できる人材育成に努めています。
時代の変化を見据え、常にチャレンジを続ける同校のスクールライフを謳歌する在校生にお話を伺いました。
文教独自の「探究」プログラムで社会貢献できる!
文教には「クリエイティブチャレンジ(CC)」という探究の授業があって、自分が興味のある探究ができます。
私は昨年度、「災害医療について私たちができること」というテーマで探究活動に取り組みました。
もともと医療分野に関心があり、将来は医療系の仕事に携わりたいと考えていました。
そんな中、能登半島地震が発生し、石川県で母の友人の家族が甚大な被害を受けたことをきっかけに、災害時の医療体制の重要性を強く意識するようになりました。
この経験から、災害医療について深く学び、自分にできることを考えるためにこのテーマを選びました。
この探究のポイントは、医療の知識を多くの人に広めることで、災害時に命を守り、社会全体に貢献できることだと考えています。

ロータスホールで保護者や生徒、先生の前でプレゼンします。「どうしたらうまく伝えることができるか」練習を積み重ねて発表に挑みます。(文教大学付属中学校・高等学校)
みんなで一致団結!切磋琢磨して技術も高め合える部活動が大好きです!
私は吹奏楽部に所属し、フルートを担当しています。週に4日、仲間と励まし合いながら練習に取り組んでおり、演奏がうまくいったときには、心からの達成感と喜びを感じます。
また、コンクールに参加して、演奏が良かったと評価されるとますますやる気が出ます。
昨年度には、羽田空港で開催された吹奏楽イベントに参加し、警視庁音楽隊の方々と一緒に演奏させていただきました。とても貴重な経験で、演奏を通して多くのことを学ぶことができました。
吹奏楽部は、中1から高2までが一緒に活動しているので、学年の枠を超えて交流を深められるところも気に入っています。

中学から一緒に活動しているので息もぴったり。吹奏楽部は、白蓉祭(文化祭)をはじめ、地域のイベントなどでも演奏を披露します。(文教大学付属中学校・高等学校)
みんなで教え合うことで学びが深まる授業が楽しい!
文教の化学や数学の授業では、生徒同士で教え合いながら問題に取り組む時間があります。
友だちに説明する中で、自分の理解が深まり、学ぶことの面白さを感じることができます。
また、先生方は大学進学後も見据えて授業をしてくださるので、難しさを感じる場面もありますが、それ以上に学びの手応えがあります。
私は理科が好きで、小学生のころには理科の実験教室に通っていました。この経験が理系への関心につながり、高2からの文理選択では理系を選びました。
今は、高1のときよりも専門的な内容の生物や化学の実験に取り組めることをとても楽しみにしています。
文教では多くの授業で発表の機会があり、自分の考えを伝えたり、他の生徒の意見を聞いたりすることで視野が広がるのも魅力です。

学んだことを生徒同士で教え合ったり、発表したりする機会が豊富な授業。友だちにアウトプットすることで、より理解が深まります。(文教大学付属中学校・高等学校)
文化祭でアトラクションを制作。委員としてクラスをまとめる楽しさを発見!
高2の白蓉祭(文化祭)が一番の思い出です。僕は文化祭クラス委員としてみんなの意見をまとめる役割でした。
協力的ではないクラスメイトにどうすれば参加してもらえるか悩みましたが、一人ひとりに小さな役割を任せることで、自分から動いてくれるようになりました。
その結果、アトラクションの大掛かりな装飾をみんなで作り上げることができた時は達成感がありました。
何よりもクラスがまとまったことが嬉しかったです。アトラクションは大盛況!最優秀賞には選ばれなかったですが、僕たちにとっては、やっぱりうちのクラスがナンバーワンです!

白蓉祭(文化祭)は生徒が盛り上がるメインイベントです。協力して作り上げた思い出はみんなの宝物に。(文教大学付属中学校・高等学校)
“好きなこと極める楽しさ”と“伝える難しさ”実感したクリエイティブチャレンジ(探究)
小さい頃から中国の歴史に興味があり、本もよく読んでいました。
現代は、地球温暖化から自然災害が多発し、その結果、食糧難などを引き起こしています。
そうした現状をふまえ、歴史に残る反乱や飢饉なども、気候変動の影響を受けているのでは?と仮説を立て、クリエイティブチャレンジのテーマを決めました。
題して「1850~1860年代に中国で起きた大反乱の要因に気候変動はあるのか」。
様々な専門書を読み、時には海外の文献を翻訳しながら調べました。歴史を紐解く作業は大変でしたが、自分の仮説に少しずつ近づいていく過程はやりがいがありました。
探究祭での発表前にBステ(※)の先生たちにも練習に付き合っていただき、発表の際に気をつけるべきポイントについて多くのアドバイスをいただきました。その中で、自分の考えを相手にわかりやすく伝えることの大切さを学びました。本番では、下級生や保護者の方々など、年齢も興味関心も様々な観客に向けて伝えることの難しさを実感しました。
※文教ステーションのこと。Bステにはチューターが常駐し、自習を行なったり、わからないところを聞いたりすることができる文教の放課後の学習支援システム。

本番では観客に向けて伝えることの難しさを実感したとUさん。資料の作り方や発表の仕方など、「伝え方」も生徒たちの学びになります。(文教大学付属中学校・高等学校)
文教の魅力を伝えるコンダクターは、とてもやりがいがあります!
文教コンダクターは、中・高あわせて約40名の生徒が所属する有志広報団体で、学校説明会で案内したり、文教公式のSNSに投稿する動画を撮影したりして、学校の魅力を発信しています。
動画の内容は、修学旅行の感想を伝えるものや、文化祭前に「文化祭まであと何日!」とカウントダウンするものなど、さまざまです。今年度の新入生の中には、僕が学校案内を担当した生徒が何人もいて、嬉しかったです。
僕自身も入学する前の学校説明会で文教コンダクターの先輩がとても優しく案内してくださったことが、この学校を選ぶきっかけになりました。
今度は僕が誰かのきっかけになれたらと思い、文教コンダクターの活動に参加しました。引退の時期が近づいてきて少し寂しさを感じています。

(文教大学付属中学校・高等学校)
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