2025年に創立140年を迎えた高輪中学高等学校。長い歴史に培われた「自主堅正」の精神に加え、物事の本質を深く探究する姿勢を大切にした教育を行っています。
生徒たちは、勉強や部活動を通して友人や先輩と切磋琢磨し合うことで新たな自己を発見し、互いに高め合い、実りある6年間を過ごします。
数多くの行事や体験学習も、豊かな人間性を育み、大きな成長へとつながります。学校生活を謳歌する高輪生が魅力を語ってくれました。
来たれ、旅行・鉄道研究部!趣味をとことん追求できる環境が魅力
旅行・鉄道研究部の部長をしています。そもそも僕は、鉄研があるから高輪を志望しました。
部員は今、約110人います。同じ趣味を持つ仲間がこれほどいるのは魅力です。
すぐに打ち解けて仲良くなれますし、先輩後輩という縦のつながりも、横のつながりも良好、というかより強いくらいです。

中高あわせて110人もの部員数を誇る旅行・鉄道研究部。鉄道模型レイアウトの製作や、ホームページの製作、鉄道運転シミュレーター「BVE」の製作、高学祭の企画・出展などが主な活動です。(高輪中学高等学校)
2025年の1月には、埼玉の秩父鉄道を1日貸し切るイベントを主催しました。
半年くらいかけて準備をして、鉄道会社さんといろいろと交渉をして、多分、今までで1番大規模な貸し切りイベントだったと思います。
特別に7両を8時間くらい運転していただけて、みんなが順番に車掌室でマイクを使ってアナウンスをするなど、貸し切りでしかできない貴重な体験ができました。
参加者は50人弱、現役はもちろんOBのみなさんもいらっしゃって、盛り上がりました。卒業したら、今度はOBとして参加したいと思っています。

旅行・鉄道研究部では、春・夏・冬に最大4泊5日の鉄道にまつわる旅行を行っており、中でも、各地の列車の貸し切りが最大の目玉です。(高輪中学高等学校)
中3での西日本探訪
降り注ぐような星空に感動
行事で印象に残っているのは中3の西日本探訪。沖縄への修学旅行です。
沖縄戦の歴史を学んだり、伊江島という離島で民泊体験をさせてもらったりして、沖縄の文化にも触れることができました。
夜、民泊先のおじい、おばあに、もう使われなくなった飛行場に連れて行ってもらって、満天の星空を眺めたのが一番の思い出です。
東京では見られない圧倒的な星の量で感動しました。

中3の10月に行われる「西日本探訪」は、4泊5日の日程で沖縄へ。前半は平和祈念公園やひめゆりの塔を訪れるなど平和学習が中心で、後半は民泊体験。沖縄の海や自然、現地の方々との触れ合いを楽しみます。(高輪中学高等学校)
1日たりとも休みたくない!
それほど毎日が楽しい学校生活
通学に片道2時間かかるのですが、皆勤賞を目指しています。
なぜこれをアピールしたいと思ったかというと、高輪中の魅力を伝えるために、「絶対休みたくないほど楽しい!」ということを強調したかったから。
勉強も休み時間も部活も友だちも、すべてが充実していて最高の学校です。

昼休みのグラウンドは、ランチを終えて、バレーボールやバスケットボール、ドッジボールに似た「天下」というボール遊びなど、思い思いに楽しむ生徒たちの姿でいっぱいです。(高輪中学高等学校)
先生たちとの距離感は絶妙で、基本的には生徒の主体性重視でやりたいようにやらせてくれますが、何か困ったことがあれば親身に相談に乗ってくださいます。
個人的には1番いい距離感だと思っています。先生方も趣味や自分の好きなことをオープンに話してくれます。
授業中にそんな話を挟んでくれたり、雑談もあったりして、そこに勉強のアドバイスなどをうまく絡めてくれるので、ストンと腑に落ちます。
追試は頻度が高く、自由参加の補習もあるなど、わからなかったことや復習したいと思ったことに応えてくれるシステムが完ぺきに整っています。
個別に先生に質問に行っても、丁寧に教えてくれます。

高2から文系・理系に分かれます。理系を選択したある生徒さんは、「化学の授業が面白かったから。先生の教え方がわかりやすくて、ここわかった!と思ったら、すかさず演習です、みたいなテンポの良さで、自然と集中できます」。(高輪中学高等学校)
模型部の存在を知ってほしい!
大会目指して切磋琢磨しています
部活動は模型部の部長をしています。
普段の活動も楽しいのですが、「浜松グランプリ」という大会に向けて毎年かなり大きなジオラマ作品を作っています。
2025年の大会では、3位にあたる「奨励賞」を受賞したチームがいます。「仇討ち」というタイトルで、ゴジラや戦闘機を配置した机半分ほどの大きさの躍動感ある作品でした。
大会に合わせて浜松に合宿に行くのですが、中学生はまだ手伝いぐらいしかできないので、観光気分で郊外の模型店巡りを楽しんだりします。
高校生になってからは、メインで大会に参加することになり、他校との交流も楽しいです。
実は、模型部って都内の学校にはほとんどない貴重な存在なんです。ジオラマに限らず、ガンプラ、飛行機、戦車、戦艦…、いろいろ作りたいみんなの入学を待っています!

パーツの組み立てや塗装など、細かな作業を行う模型部の部員たち。オープンキャンパスや高学祭の際に主催する「プラモデル組み立て体験会」はいつも大人気で、希望者が多すぎて抽選になることもあるといいます。(高輪中学高等学校)
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