創立以来、「真・善・美・聖・健・富」をバランス良く育む「全人教育」を行ってきた玉川学園。小学部から高等部までをひとつの学校として捉えた独自の一貫教育プログラム「K-12」を導入し、生徒一人一人の適性に合わせた豊富なカリキュラムを実践しています。
学園ならではの注目の取り組みについて、中学部長の中西先生にお話をうかがいました。
6つの価値の調和が育む人間力

(玉川学園中学部・高等部)
玉川学園は、創立者である小原國芳先生が提唱する「全人教育」を教育理念とし、長年にわたり「人づくりの教育」を行ってきました。人間形成には「真・善・美・聖・健・富」の6つの価値の調和が大切との考えから、「360゜成長」つまり全方位的な成長の実現に向けて、バランスよく、より多くの「ホンモノ」に触れる機会を提供しています。

創立者の小原國芳先生が書いた「夢」の字は一画多いことで知られています。そこには「枠にとらわれない多くの夢を持ちなさい」との思いが込められています(玉川学園中学部・高等部)
玉川学園では、この「全人教育」に加え、「探究型学習」「国際教育」を教育の3つの柱としています。
とりわけ探究型学習は、創立以来、玉川学園の最も象徴的な学びでもあります。どの授業においても生徒が主体的に取り組む「自学自律」の精神を大切にし、自発的に学び、考え、表現することを重視しています。
また、6年間を通じて行われる「自由研究」も、生徒が自分でテーマを決め、興味のあることをとことん探究するプログラムです。

自由研究で陶芸にチャレンジする生徒たち。この日は粘土で思い思いの形の小箱を制作していました。小学部から大学まで玉川学園に通い陶芸家になった先生が指導を担当しています(玉川学園中学部・高等部)
中学部の生徒には、深み、丸みのある大人になってほしいと考えています。では、どのような学園生活を送ればいいのか。それは、日々ホンモノに触れて、自ら何かを感じ、考えて、表現すること。
五感を刺激する学びの実践こそ、自分の中の引き出しを増やすと同時に、誰かの真似ではない“本当の自分の引き出し”を手に入れることになると信じています。
さらにもうひとつ、大切なのは、「玉川っ子」として品格ある立ち振る舞いを身につけること。気が利いて即行動ができる、相手に恥をかかせない、自分や相手のことに加え、全体が見える。そんな玉川っ子を育てていきます。

学園内にある「咸宜園」では、日本文化を自由研究のテーマとして選択した生徒がお茶の先生に作法を習ったり、交換留学生をおもてなししたりすることも。「玉川しぐさ」と呼ばれる品位あるしぐさを身につける絶好の機会でもあります(玉川学園中学部・高等部)
ハイレベルな充実した環境で多角的な学びを深める
生徒の探究心を後押しする施設や設備も充実しています。幼稚部から大学・大学院、研究所までがワンキャンパスにある環境を生かし、大学や研究所との連携にも積極的です。
さまざまな企業に協力を呼びかけて行う産学連携の「特別コラボ授業」は、単なる企業の出張授業にとどまらず、生徒たち自身が課題発見からリサーチ、データ収集、まとめを行い、プレゼンテーション形式で提案を行うことを重視しています。
加えて「ホンモノに接することが重要」との観点から、学内に教育博物館を有し、独自の企画展なども随時開催しています。コンピューター制御の旋盤やレーザー加工機などの最先端の設備も整え、生徒の興味や自発的な学びをサポートします。

さまざまな企業と協力して行う産学連携の「特別コラボ授業」も、玉川学園の特長的な取り組みのひとつです。2024年度はダイドードリンコ株式会社に生徒が「未来の自動販売機」を提案しました(玉川学園中学部・高等部)
また、科学、技術、工学、芸術、数学を統合的に学ぶ、STEAM教育により、創造力を持った国際的な科学技術人材の育成を行っています。2008年から文部科学省よりSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の指定を受け、理数教育にも重点を置いた研究開発も進めています。

中学生のホームルーム校舎の他に、教育博物館や理科専門の校舎「サイテックセンター」、芸術専門の校舎「アートセンター」が建ち並び、より深く、より進化した学びができる環境が整っています(玉川学園中学部・高等部)
こうしたさまざまな取り組みを通して、中学部で知識、教養、品格の基礎を築きます。生徒たちには未来の夢への引き出しを大いに増やしてほしいと願っています。
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