2023年5月13日、共学化5年目となる桐蔭学園中等教育学校の「オープンスクール2023」へ行ってきました。
オープンスクール当日は、あいにくのお天気だったのですが、当日は親子合わせて600人を超える方々が参加していました。桐蔭学園中等教育学校の人気の高さがうかがえます。土曜日ということもあって、お父さんの姿も多く見受けられました。
今回のオープンスクールは、「講座+在校生による校内案内ツアー」のセットになっています。
「1時間目に講座を選択した人は、2時間目に在校生による校内案内ツアー」、もしくは、「1時間目に在校生による校内案内ツアーに参加した人は、2時間目に講座を選択」のどちらかになります。
授業が体験できる10種類の講座
講座は、国語、算数、理科、社会といった各教科の授業を体験できる内容で、全部で10種類。ウェブサイトを通しての先着順予約制となっており、どの講座も桐蔭学園中等教育学校の授業の一端を体験できる、魅力的な内容です。
・英語 Go Global in ENGLISH!
・国語 図書室で宝探し
・算数 変身!正多面体!!
・算数 折り紙万華鏡の秘密
・理科(生物)ボトルアクアリウムをつくろう
・理科(物理)光の不思議~マジックボックスで手品を作ろう~
・理科 紙飛行機を飛ばそう
・社会(日本史)もしもタイムスリップしたら、自分の名前はどう書くの?
・探究 12歳のグローバルチャレンジ
・美術 切り絵をエコバッグにプリントしよう
いくつかご紹介します。
■12歳のグローバルチャレンジ(探究)
桐蔭学園中等教育学校では3年生の探究の授業で「15歳のグローバルチャレンジ」に取り組みます。
「15歳のグローバルチャレンジ」とは、ある国の大使になりきり、担当国の事情や国際社会の問題を踏まえながら解決策を探っていくというもので、リサーチ力や立案力、問題解決力、プレゼンテーション力などが身につく、桐蔭学園中等教育学校独自のプログラムです。今回の「12歳のグローバルチャレンジ」はまさにその小学生版です。
サポートするのは、模擬国連部のメンバーです。
小学生の参加者は2人1組である国の代表になり、他国との交渉ゲームを楽しみます。
それぞれに割り振られる国は、フランスやアルゼンチン、バングラデシュ、オーストラリア、韓国、日本などさまざまです。小学生は担当する国についての基礎情報や現状などを模擬国連部のお兄さんやお姉さんから教えてもらい、自分たちの意見をまとめ、交渉に挑みます。
参加した小学生からは
「将来国際公務員になりたいので、この講座を選びました。ちょっと難しかったけど、楽しかったです」
「知らない人と話さなくてはいけなかったので、言葉遣いはもちろん、精神的にも気を使いました。模擬国連部のお兄さんが優しかったので、緊張せずに取り組めました」などの感想があがりました。
■ボトルアクアリウムを作ろう(理科)
ガラス容器で微生物や水草などを飼育する「ボトルアクアリウム」。講座を通して、生態系を学ぶことが目的です。今回使用する生物は、生物部の部員が学園内で飼育したり、学園の近くにある水路で採取したりしたものだそうです。
配布されたオリジナルのプリントには、ボトルアクアリウムの作り方だけではなく、ボトルに入れる生物の生息地や特徴、生態系における関係性についても紹介されており、熱心に読んでいる子も多くいました。
■もしもタイムスリップしたら、自分の名前はどう書くの?(社会、日本史)
古代エジプトの「ヒエログリフ」、古代日本の「万葉仮名」や「くずし字」で自分の名前を書く体験をします。
■切り絵をエコバッグにプリントしよう(美術)
自由な形に切った切り絵をエコバッグにプリント。世界に1つのオリジナルバッグを作ります。
在校生が大活躍!校内案内ツアーへ
在校生による校内案内ツアーでは、親子3組に対して、在校生の男女ペアが案内役に就き、桐蔭学園中等教育学校の1年生~4年生が学校生活を送る校舎「F棟」を案内してくれます。
案内の最中、
「学校は楽しい?」「勉強と部活との両立は大変?」「宿題は多い?」「どうして桐蔭学園中等教育学校を選んだの?」など、保護者から次々に質問があがりましたが、どの在校生も口ごもることはなく、はきはきと答えていました。
桐蔭学園中等教育学校の教育の3本柱の1つ、「アクティブラーニング型授業」の成果を感じるシーンでした。
図書室
作法室
食堂
ホットスナックの自動販売機
食堂2階の入り口近くにはホットスナックの自動販売機が設置されています。
生徒会から「ホットスナックの販売機を新しくして欲しい」と要望書を出している真っ最中だそうです。さすが、生徒主体の桐蔭学園中等教育学校です。
そのほか、理科実験室や音楽室、グラウンドなども見学できました。
桐蔭学園中等教育学校の説明会の日程→コチラ