中学受験を始めるママ必見!中学入試報告説明会で得たもの

ニックネーム:るほん
コロコロこと新6年(N研)女子とトンガリ新3年生(Y塚)男子の2人のママです。とりあえず勉強はしておきましょう、という方針でまずは姉の中学受験を予定。パパママは中学受験未経験。父はほぼ無関心。母は中学受験の算数が面白く感じる今日この頃です

2月も終わり、受験シーズンも終盤に近付きました。
中学受験は2月の終盤に繰り上げ合格の時期があり、それが過ぎるとほぼ合格者確定、進路が決まってくる頃ですね。繰り上げ合格の報は、お友達のお兄ちゃんにあったと聞き、その感動というか衝撃というかを私も少し味わいました。繰り上げ中学受験結構あるようです。最後まで分からないものですね。

さて、結果が出きったところで、大手塾では恒例の入試報告説明会が開かれます。
N研のわたくしですが、今回はサピックス、四谷大塚の報告会に行く予定です。
あ、N研はオンザロードという合格体験記の上映会を子どもたちと見に行こうと思っています。
ちょっと見せることにドキドキしますが(笑)

ちなみに、軒並み?入試報告説明会は人気のようで、すぐに満席になるので、来年以降にご興味のある方は早めにチェック、お申し込みの方がよいようですよ。
塾生でなくても申し込みをすればどこでも入場可能。無料で冊子もついてくるところが多いようです。
さて、2月後半にあったサピックスの2019年度入試分析会を今回はご報告したいと思います。
サピックスの分析会は軒並み満席のようで、私が参加した日も、会場のそとで立ち聞き?している方がたくさんいらっしゃいました。

ちなみに、首都圏、東京都の合格者数に関していえばほんとにサピックスの独り勝ち。
それだけあって、サピックスの先生曰く「サピックス生のライバルはサピックス生です!」と仰っていました。確かに(笑)塾生に上位層が圧倒的に多いのは間違いないようです。このまましばらくは上位狙いならサピックス、という流れが続きそうです。

さて、報告会の内容です。
まとめると下記の内容でした。

①中学受験者数の増加(都内の人口増)
②受験校は予定一人7~8校→実質は5~6校
③東京願書が1月10日に解禁
④WEB出願が増加
⑤午後入試、単科入試も増えている
⑥大学付属校・共学校の人気は変わらず

③④の受験の日程に関してはWEB出願校が増えた分、受験の経過を見ながら出願が可能になり、前日までの出願ができるようになった。その分、一回の募集人数を抑える学校もあり、合格者が少数になっているという事です。
⑤に関しては午後入試を新たに取り入れたり、日程を増やしたりすることで、新しい層の受験者を集めているとのこと。また、単科入試は算数の単科入試が増加傾向だそうで、普連土学園では国語の単科入試も実施され、倍率も高くたくさんの受験者を集めたという事です。
⑥の志望校に関しては、大学付属校が依然として人気。また共学校なども変わらず人気を保っている様です。

全体の受験生の動きとしては、2月2日までに多くの受験生が抑え校を受験、そのあとチャレンジするというスケジュールを組むご家庭が増えているそうです。

後半は教科ごとの説明でした。

算数に関しては立体断面図、投影図、展開図が良く出ている(!コロコロは苦手!)とのこと。
難問奇問もやはり出題され、時間をかけて取り組むのか、次に進むのか、受験生自身で判断する能力も必要だそうです。

国語は平成最後の年ということでか、原点回帰の従来の出題が多かったようです。出典は比較的近年に出版されたもの、特に前年のものが多いとか。今年の新刊はチェックですね。

理科、社会については生活や基本的知識にからめた、理科、社会を問う、という問題が共通して出ているそう。今年の試験で有名になった麻布中の美味しいコーヒーの入れ方なるものも話題に出ていました。

2時間半の説明会でしたが内容が多岐にわたり、興味深いものばかりでした。合格者数も素晴らしいので勢いのある分析会だったのではないか、と思います。サピックス、今後も、独り勝ち状況はまだまだ続きそうです。

また、頂いた資料の中に今年の入試問題をまとめた冊子もあったのですが、算数はこんなのコロコロに解けるのかしら・・・と不安に駆られるものも多く(紹介されているのはほとんど有名難関校ですが)その反面、面白い問題出すなあ、と感心するものも多かったです。

いずれの教科にも共通しているのは、日ごろの生活、勉強をどのように日常や社会とむすびつけられているのか、思考力、興味関心のありかた、が問題に取り組むことで、その生徒を紐解かれてしまう様なそんな問いかけが多かったようです。ちなみに理科に関していえば昨年夏に国立科学博物館で開催された昆虫展に絡めたような問題も多かったとか。
夏と言えば6年生が机にかじりついている時期・・・ではありますが、博物館でパネルを読み込んで鑑賞してくるという余裕を問うたのでしょうか。
単に机上の知識だけでなく、いかに勉学と結び付けて、考えられているのか、どんな考えをしている子供に来てほしいのか、「試験はすべて学校からのメッセージだ」という先生の言葉がすとんと落ちてきました。
余談ですが、そのためにも過去問との相性も、学校選びのポイントとしてすごく大切だと仰っていましたよ。

それにつけてもこれらすべてに合致するという生活や勉強を小学生である我が子に取り入れようとしても、またさせようとしても正直なかなか難しいところ、ではありますが。。
いろいろと考えさせられた入試分析会でした。

ちなみに入場無料で、出題された問題をまとめた冊子の土産付きでしたよ。
次は四谷大塚、日能研オンザロード、と続きます(笑)

まだまだ来年、と思っていたけれど、ほんとに次はコロコロの番。
これを参考にできるように、親も子も落ち着いて、一歩一歩本番に向けて頑張りたいものです。

 

 

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