偏差値30からの中学受験!【実録】涙を乗り越え受験終了

ニックネーム はな
高1の長男ナツオと小6の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも目指した兄に追いつき無事合格をいただけました。個性が真逆の兄弟による2度の受験を伴走した母の回想ブログです。

2020年中学受験も、ずっとこちらでお話していたフユトの受験も終わりました。2020年受験組の皆さんは今どんなお気持ちでしょうか?3年(4年)間お子様も保護者の皆様も本当にお疲れさまでした。きっと皆さんそれぞれが精一杯頑張っていらっしゃった中学受験だと思います。
そして今、次の2021年の受験生へバトンが引き継がれました。2020年受験生の親として息子の受験を振り返って感じたことを本日はお話したいと思います。

【目次】

  1. フユトの中学受験について

 

<中学受験ブログママライター募集しています。 詳細はこちらをクリック!>

 


1. フユトの中学受験について


○○(第1志望校)は合格でも不合格でももうどっちでもいいよ。全部出し切ったし悔いはないから。
フユトは最後の受験校へ向かう電車の中でそう言いました。その横顔は清々しく、その言葉は息子の大きな成長を感じるものでした。
この場所に連れてきてくれてありがとう。合格・不合格は気にしないで楽しんでくればいいからね。」
フユトが第1志望校の受験で校舎へ入っていく別れ際、無意識で私はそう声掛けをしていました。だから合格発表が出る日の朝にフユトから聞いた言葉に母は深く共感していました。
第1志望校の試験が終わったお迎えで見たフユトは…楽しそうにスキップしながら
めっちゃ問題が面白かった」と笑顔で母の元へ戻ってきました。だから合格・不合格を意識しないでフユトが楽しい受験が出来て本当に良かったと心から思ったのです。
結果は残念ながらご縁はありませんでした。力不足だったのは分かっていたので仕方ないことでしたが、熱意だけは負けなかったのでその熱意が届いて欲しかったという気持ちは正直あります。しかしフユトは全力で第1志望校への勉強に取り組み、試験に楽しく臨めたのだから立派だったと思います。

母はフユトを、我が子を心から誇りに思います。いつも1人で自主的に受験勉強に取り組み続けた、努力し続けてきました。
「頑張るんじゃなくて…」
何度も塾の先生に言われ続けた不器用な幼いフユトでした。きっと母のサポートも至らなかったのでしょう。それでもずっと頑張っていたフユトと母でした。色々考えることがありますが、それもこれも全てフユトの運やご縁なんですよね。

受験の神様がその子に1番ふさわしい道に導いてくださる。

これは第1志望校に合格出来なかった子供を慰める言葉ではありません。本当にそうだと子供達の2度の受験を経験して痛感しています。また塾の先生に中学受験へのお考えを伺った際、こうおっしゃったのが印象に残りました。

受かるべきではない人は落ちるべきだと思います。
先生は無理して合格させてもその後の学校生活で軋轢が生じるので、身の丈に合った中学校に進学する事がその子の幸せになるという意味でおっしゃった言葉です。そしてその言葉はフユトが第1志望校に相応しくないと暗喩しているのかもしれないと気づきました。結果は第1志望校の不合格…事前にその言葉を聞いていたので結果を知っても悲しみが少なかったと思います。

もしかしたら塾の先生の発言の目的はここにあったのかもしれません。でももし言われていなかったとしたら…受験前から苦しく不安な気持ちにはならなかったと思います。しかし実直に教えていただけて良かったと誤解を恐れずにお話していただけたことに心から感謝しています。

こちらで初めてお話しますが、実は…1月受験校がフユトは2回とも不合格でした。
どこも合格しないかもしれない。進学先がないかもしれない。
ずっと不安に苦しめられた半月を過ごしました。兄ナツオが合格した1月校も2点で落ちたフユト。兄は余裕の合格だったのに不合格のフユト。千葉入試でもまた1問(再現答案)での不合格でした。2回目だからこそ分かる恐怖感を抱きながらも、2回目だから分かる厳しい現実を直視しました。

そして2月1日、中学受験本番初日のフユトの出来事…。(個人ブログをご参照ください)大きすぎる不安にフユトも母も飲み込まれそうになりながら必死に耐えました。そして初日の併願校で待ちに待った素敵な合格をいただけました。そのご縁にフユトも母も感謝しかありません。

フユトはこの受験本番で大きく成長しました。1人で教室へ向かう息子の後姿を見ながら母はそう感じ、同時に弟フユトを思い遣る兄ナツオの成長も感じました。要らなかった経験は1つもありませんでした。全てがフユトにとっても母にとっても必要な経験でした。でも…
「こうしていたら」「あの時・・・」と考えること、それは恐らく中学受験で第1志望校を合格しなかったほぼ全ての方が抱く気持ちだと思います。私の脳裏にも浮かぶナツオとフユトの中学受験における数ある反省についてこれからそのお話をしていけたらと思います。1人でも多くの方の笑顔がどこかで見られるのなら、誰かの参考になれるとしたら…こちらのブログや個人ブログでお話する予定ですので、引き続きご愛読いただけたら嬉しいです。

中学受験は1つの通過点に過ぎません。たった12歳の子供が大きなプレッシャーの中で力を出そうとした事が素晴らしく、逃げずに立ち向かった勇気を褒めたたえたいと思います。そして子供達はご縁のあったその場所でこれからどのように成長していくのか…が1番大切ですよね。私達親は変わらず見守り続けるしか出来ませんが、いつでも我が子を信じて変わらぬ愛情を注ぎたいと思います。

2020年受験組の皆さん、やっとゆっくりできますね…本当にお疲れさまでした。そして2021年受験組の皆さん大きな希望を胸に中学受験を頑張って欲しいと思います。

目指せ兄越え!2020年中学受験記~はなのつぶやき~

アメブロでも受験に限らず日々のたわいないことを呟いています。はなとナツ&フユ兄弟の色々ありすぎた受験記も良かったらご覧くださいね。

最新情報をチェックしよう!